コドモとココロ:子育てを科学して楽しむ!育児・知育・学力アップの論理的なアイデア

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知育に必要な5つの価値

知育に必要な5つの価値とは?【子育て科学】

2016/07/26

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よく私の知人やブログを読んでいる方から〝どんな勉強しているのですか?〟と聞かれてどう答えて良いのか悩むことがあります。。

なぜなら、その人が知りたい目的がわからないからで、とりあえず私は「ネットで無料でダウンロードできるプリントを使ってます」
という手続きに関する内容を伝え、その反応次第で話の内容を変えるようにしてます。

しかし知育にしろ幼児教育にしろ、重要なのは手続きではなく、能力開発だったり子育てが楽になる(問題が発生しない)方法だったりします。

そのため今回は先ず私の子育て観とその背景にある5つの価値についてご説明します。


■知育に正解はない

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先ほどの質問。

手続き情報を知りたい人の場合は、プリントの内容やダウンロードできるサイトのURLを伝えるとと満足してくれます。

また手続きではなく子育て方針や知育・幼児教育に関するテクニックを知りたい人の場合、大概以下のようにお答えしてます。

1.親子で楽しみながらやる。
2.やりたいことを好きなようにやらせる。
3.一番盛り上がることをみつけて伸ばす。

とっても抽象的ですよね。
しかしスイマセン、今の私にはこう答えるしか無いんです。


■モノサシは人それぞれ違う

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以前コミュニケーション理論でもお伝えしましたが、子供とのコミュニケーションにおいて重要なことは感情に寄り添うことです。

そのため、子供の性格や気質、知育や能力開発に取り組みたい親子のスタンスに合わせてカスタマイズしなければ本当に求める成果にたどり着けないと思ってます。


■モノマネを否定している訳ではない

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私自身、成果を相対的に確認する事が出来ていないため自分の行いがベストだと思っていないので推奨するのはおこがましいのですが、更に具体的な手法を聞かれたときは以下のようにお答えしてます。

4.質を高める。
5.回数を増やす。
6.継続する。

これでもまだ抽象的ですが、もし私が実際に知育や能力開発において実行していることを伝えても、その背景にお伝えした上記6つの原則があるので、これを理解してもらえないとただの行為でしかなくなります。

またもっと具体的に行為な内容を伝えるとよく以下のようなことを言われます。

「すごいね」
「真似できないね」
「難しそう」

これって本心なんでしょうか、また悩む。


■本題に戻る。
では、知育や幼児教育は何のために必要でしょうか?

またみなさん、以下のような3つの経験はないでしょうか?

・とりあえず勉強する。
・やりたいこと無いから進学する。
・〝可能性〟という言葉に甘える。

この考え、自分のお子さんのことだったらどう思いますか?

私は恥ずかしながら学生時代この3つの考えを持っていました。

そして社会に出て勉強における本質を理解し後悔したこともありました。

また私の場合は学生時代勉強をしなかったので今取り戻しており、社会人生活の中で勉強する時間が取れず苦労してます。

以上のような事情もあり、私は我が子への想いも込めて以下の目標を持って知育・能力開発を進めています。

「社会で生き抜く力を育む」

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■私は知ってます。

・頭は良いけどコミュニケーションが苦手なひと。
・昔ヤンキーだったけど今社長をやってるひと。
・仕事は出来るけど病弱、鬱気味のひと。
・家業を潰すひと、伸ばし変革したひと。
・アリとキリギリスでは〝キリギリス〟だったひと、今も〝アリ〟を続いているひと。

将来社会人となったとき、また小学校や中学・高校という子供社会に入ったとき、など色々な〝社会〟がこれからやってきます。
この〝社会〟で周りに流されず自分の意識で生き抜く力こそ幼児期から鍛えることであり、また脳の発育において幼児期は非常に重要だとも至る所で言われているので我が子にとって〝今やるべきこと〟慎重に考え、感情に寄り添いながら知育に取り組んでいます。


■知育は学力だけではない。

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知育を進めるとひらがなの読み書きや四則演算(+-×÷)など、代表的な学習に目を向けがち。
しかし私の場合、子育ての目標が〝社会で生き抜く力を育む〟なので、勉学だけでは足りず以下5つのことを念頭においてます。

  1. 知能作り
  2. 体力作り
  3. 気力作り
  4. 記憶力作り
  5. 美徳作り

こちら詳細をお伝えすると止まらないので後日個別に記事化しますが、理想として〝全能〟を目指すのであれば上記5つは良い着眼点だと思ってます。

またこの5つは知育において、例えば以下のように〝同時進行可能〟だと思ってます。

  • EX:縄跳びで遊ぶ
    1.知能作り
    【算数】数を数える
    【国語】歌いながら飛ぶ
    【音楽】一定のテンポ/リズム感
    2.体力作り
    【跳躍】足腰を鍛える
    【肺活】長時間続ける
    3.気力作り
    【やり抜く力】目標を立て目指す
    【集中力】目先のことへ真剣に取り組む
    4.記憶力作り
    【回数】チャレンジ数と成功数
    【記録】前回や他人との比較
    5.美徳作り
    【約束】ルールを守り、ズルをしない
    【片付け】道具を大切にする

如何でしょうか?

またせっかく子供に接して貴重な時間を使うのであれば、一回毎の質を高める方が絶対よく、この質について掘り下げていくのが子育て科学の真髄だと思ってます。

可能性をみつけて伸ばす。

そのためには先にお伝えした以下6項目を維持継続しないとダメですね。

1.親子で楽しみながらやる。
2.やりたいことを好きなようにやらせる。
3.一番盛り上がることをみつけて伸ばす。4.質を高める。
5.回数を増やす。
6.継続する。

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