子育て科学

嘘でもいつも笑顔で

まず、非常に興味深い科学的な実験結果をお伝えします。

ドイツのフリッツ・シュトラックという社会心理学者は、大学生を対象に「漫画を読んでもらって、面白さに点数をつけてもらう」という。非常に単純な実験をしました。

またその際、参加者全員に鉛筆を口でくわえてもらい、なおかつ学生を2つのグループに分けて、鉛筆のくわえ方を以下の変えました。

Aグループ…鉛筆を横に歯で噛んでくわえる
Bグループ…鉛筆の先を唇でくわえる。

そして、各グループに漫画の面白さについて評価をした結果、Aグループの学生の方が「この漫画は面白い!」と判断した学生が多いことが判明しました。

これは何故だと思いますか?

その答えは、Aグループは鉛筆を横に噛むことによって、強制的に「笑う表情」になっていたからであり、Bグループは鉛筆を口先でくわえることにより、強制的に「しかめっ面」になりやすい状況にあったからだと考えられております。

つまり、読んだり行動したりする際、ただ表情を変えるだけで、結果に対する気持ちや評価に影響を与えてしまうということになります。


■外見からやる気を出す

先ずは格好からという成功法則や習慣が支持されているように、心や表情も格好付けをすることで意欲と成果につながると思います。

また「できる人」は内なる感情や背景に潜む闇やモヤモヤを面に出しません。

あわせて、多くの人は外見や仕草で人の良し悪しを判断するため、無理やりでも笑顔で居続けることの価値は高いと判断できます。


■想いは伝わる

金八先生の「腐ったみかん」ではないですが、感情や雰囲気は人に伝播しやすいことは明らかです。

そのため、子育てにおいて親が情緒不安定だったり、いつもしかめっ面だったりすると自分自身の感情も落ち込むし、相手にも感情が伝わってしまう。

このような負の連鎖を避けるためにも、嘘でもいつも笑顔でいることは、親として必要な行為かもしれませんね。

 

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