コンプレックスはトラウマ治療から
子育てでも交友関係でも、趣味でも好き嫌いでも、多くの〝今〟の行動に対する良し悪しや好き嫌いの判断基準は、必ず過去に得た知識や経験をもとに形成されています。
また以前も【やらなかった後悔は、消えない】でもお伝えしたことと同じで、心のブレーキは無意識レベルで自動操縦に切り替わり、その人の〝成長〟を止めてしまいます。
NLPではこのような事象に対して【タイムライン】というカウンセリング手法で克服を試みるのですが、ちょっと視点を変えて『そもそも私の過去に起こった出来事とは何か?』と振り返り、成長した〝今〟の自分だったらどうしたか、合わせて〝今〟の自分と〝過去〟の自分との差は何か、(できないことだとしても)本来はどうするべきかという観点で過去の振り返りから学びを得ることができれば、NLPのカウンセリングを受けなくても【リセット】につながるでしょう。
■リセットは5分で五感を使う
この〝復習〟、過去の嫌なことに振れるのは辛いのでタイマーを使い5分で切り上げられるようにする、効率を高めるため紙に書く、集中し過ぎないために音楽をかけたりカフェに行ったりと〝枠〟を決めて試みることをオススメします。
また重たいモノは放置して、軽いモノから取り扱えばよく、そもそもその軽いモノの根源に重たいモノがあるのだとしたら、軽いモノで復習の〝型〟ができれば、そのまま重たいモノにも適用できたりするので、とにかく一歩進むことをゴールに取り組めば良いとの思います。
しかし、一人では難しい、うまく過去のモノコドにアクセスできない状態であれば、過去を自分を知る親やNLPのカウンセラーに頼ることが良いでしょうね。
■同じことを我が子へ
今まで伝えたことをそっくりそのまま子供に置き換え、我が子にコンプレックスを持たせない、トラウマを早期解消させるという観点で捉えたらどうなるでしょう?
誤解を恐れずに言えば、トラウマやコンプレックスは【発達課題】であり、未成熟で未充足の感情が過去に置き去りになっている状態に近いと思います。
また当時どうすればよいのかわからない、またその課題が当たり前だと勘違いしている、一人では解消できなかった、大人が気付いてくれなかったなど、端から見ると可哀想な自分と同じ道を歩むのではないかと心配することよりも、ほんの少し5分、子供と面と向かって会話するべきではないでしょうか?
■幼児期の体験が将来と人格を作る
幼児教育に注力しているのであれば【マイナスを取り除く】という行為を忘れてはいけません。
負債を抱えたまま大人になると気付かぬうちに債務超過となり原因不明の災難に遭遇してしまいます。
そう、今解決できれば、将来NLPのタイムラインも必要なくなりますね。