親の努力でスポーツ万能な子にする!|知育に必要な5つの価値【子育て科学】
2016/07/26
今回のコンテンツは、以前お伝えした〝知育に必要な5つの価値〟の2つ目【体力】について私なり〝やり方〟をお伝えし、その成果についての検証結果?もご報告します。
また以前お伝えした1つ目の【知能】のコンテンツを踏まえた内容となること、5つの価値は全てが相関しあうことを忘れないで欲しいです。
そして学力向上や幼児教育においての【体力】がどのような意味をもっているか、また【体力】の能力開発のですが必要性について考えていただければと思います。
■MI理論:④ 身体-運動感覚的知能との区分け
先ず最初にMI理論の中にある〝④ 身体-運動感覚的知能〟を振り返ります。
④ 身体-運動感覚的知能
アイディアと感情を表現するため全身を使う能力。また、事物の生産性を高めるために使う腕前
この定義でわかるとおり、知能におけるいわゆる〝身体能力〟は、自分のカラダを使いこなすこ能力をとなっており、持続力や足の速さ、チカラの強さに結びつく一般的な体力ではありません。
しかし広義で考えれば当てはまるかもしれませんが、知育の為に鍛えるという観点からすれば別枠で考えた方が良く、意味を区分けするためにここからの説明では〝基礎体力〟という用語で考えを進めます。
なので、MI理論でいう身体能力は野球でボールを打ちホームランにする知能や、創作ダンスを作り上げる知能と考え方でとらえればスッキリしますね。
■基礎体力作りに必要なこと
では、〝基礎体力〟はどう身につけるべきか?
これは色々な観点や方法がありますが、単刀直入にいうとズバリ〝大人と全力で遊ぶ〟ことだと私は思ってます。
この理由として、先ず単純明快に基礎体力は鍛えないと増えない=運動しなければ強化されないことがあります。
また運動して体力を消費して疲れないと空腹は訪れず、疲れたカラダに良い栄養を与えることが基礎体力のベースとなるため、このサイクルを作るためには思いっきり体力を使って遊ぶことが必要になります。
筋力と体力は比例しますし、これも当たり前ですが、良く運動する子はよく食べます。
摂食と消費のバランスが悪いと免疫力が落ちたり肥満になったりしますので、運動は大人もコドモも大切です。
そのため我が家では〝体力作り=コドモと全力で遊ぶこと〟を重要視しており、いつでも〝全力〟で遊ぶことを心掛けて、またその〝全力〟もちゃんと意味と目的を持って行動してます。
■運動と遊びの違い
また私が遊びに拘る理由の一つに〝運動(体育)〟では補えない基礎体力作りがあると思っている部分にもあります。
その違いについてまず、運動(体育)にはルールがあり、そのルールにそったゴール(目標達成)が目的です。
そのため、ある程度の行動と思考を固定化してゴールへの効率化に重点をおく傾向があります。
そのため、効率という面で〝大人と全力で遊ぶ〟以上の基礎体力向上効果は得られないと考えられるでしょう。
また同年齢の子供同士で実施する習い事などの運動は、ある意味〝無理〟をしないのと、基礎体力と合わせて〝規律〟を教えたりするでちょっと意味が変わってきます。
なので基礎体力作りを加速させるためには遊びを取り入れた方が良いと思ってます。
しかし私は、習い事や体育に結びつく運動を否定するわけではありません。
ただ今は基礎体力にフォーカスしているだけです。
また体育も学業成績の一つなので重要ですから、これはこれで考えるべきですかね。
■大人と遊ぶメリットは大きい
そして〝大人と全力で遊ぶ〟は体育と違い、大人にとって以下のメリットがあります。
1.ルールを自由に設定できる。
2.勝ち負けのコントロールができる。
3.運動負荷のコントロールができる。
4.いつでも開始できる。
5.いつでも止められる。
6.場所を選ばない。
7.(親の)不正ができる。
最後の一つはシャレですが、全体を通して言えることは〝親の頑張り次第でいくらでも鍛えることができる!〟ということです。
特に幼児期においては親の遊び方次第でコドモはいくらでも伸びます。
遊びはお父さんの頑張りどころですしね。
■運動神経と肥満体質は幼児期に決まる!
運動神経は幼児期の運動における〝質〟と〝量〟で決まることは学術的にも証明されておりますし、ググればいくらでもこんなネタは出てきます。
最近だとR25でも運動神経を育てるには6歳までが重要だと書いてありましたね。
この記事からも解るように、幼児期に全力で色々な遊びをすることは絶対必要で、この成果として基礎体力とMI理論の④身体-運動感覚的知能が鍛えられるとも考えても良いかと思います。
また肥満体質についても3歳までの生活習慣で決まるという節も根強いです。
こちらも幼児期における運動と食事の観点で重要視されていることの一つ。
このように、幼児期の親の努力でコドモ将来が決まる!とも考えられることは多々あり、〝大人と全力で遊ぶ〟を怠ることはある意味〝勉強を教えない〟ことと等しいのではないでしょうか?
■とにかく全力!
親が疲れたりして教育をサボらないことです。
またコドモのモチベーションを維持するように難易度や勝ち負けをコントロールする必要もあるでしょう。
コドモは単純明快なので楽しければ永遠に遊び続けます。
我が家では、公園で一日中遊び続けることは当たり前のようにありますし、200mぐらいある公園の芝生でサッカーボールのドリブルを何往復もやり続けたりします。
プールへ行けば三時間泳ぎ続けたり、雨の日でも屋内プレイランドで汗だくになりながら遊ぶことも当たり前です。
これは家の中でも同じです。
戦いごっこやバランスボールを使ったサッカー、風船バレー、床を使った卓球、1対1の椅子取りゲーム、トスバッティングなどなど、本人が納得いくまで遊び続けてます。
■親の努力
お遊びに全力、きっとみなさんの想像以上に全力で遊んでます。
そのため正直、親は疲労困ぱいで地獄のような毎日が続きますが〝幼児は筋肉痛にならない〟ので、連日連夜全力で遊びを要求します。まさにエンドレスです。
なので私の場合は週末コドモと遊ぶ為の体調管理や、遊んだ後のメンテナンス(バンテリン)、また〝夫婦二人が疲れない〟ように役割分担をして遊ぶ体制を維持してます。
このような生活を2歳頃から毎日のように続け、5歳になった今でも幼稚園後の時間や週末は全力で遊んでます。
■強化の成果が出た・・・!?
以上のように、我々夫婦がココロ折れず頑張り続けた成果として、理子さんはスポーツ万能・運動神経抜群な子供に育ちました。
以前お伝えしたバンジートランポリンや水泳、サッカーのドリブルとシュートの映像を見ればその様子が解るでしょう。
また4歳のとき、幼稚園で実施した【幼稚園運動能力テスト】の成績を見ていただければ成果がわかります。
50m走、むちゃくちゃ速いのはいつもボールの奪い合いをしながら端から端までの競争したりしたからかな?
立ち幅跳び、ソファーの上や椅子の上から飛び降りたり、トランポリンを跳び続けたり、アスレチックスで上り下りをして足腰が鍛えられたからか?
腕力、鉄棒のぶら下がりやストライダーの運転とか、踏ん張る遊びで力を入れていたからか?
■確実に親の遺伝ではない
我々夫婦は運動が得意ではない。
私は剣道部だったが中学までしかやってないし、肥満児だったので運動神経は低い方だ。
ママもアスリートではないし、ほぼ帰宅部だったと思う。
なので、遺伝や天性の才能はない可能性が高く、ただただ毎日遊び続けたことが成果につながったと考えられます。
そのため我々は限界を作らず理子さんの〝やる気〟に寄り添ってこれからも遊び続けようと考え、またその根源には〝気質〟とよばれる〝やる気〟や〝非認知能力〟と呼ばれる幼児教育に重要な要素もあります。
この〝気質〟も知育に必要な5つの価値の一つなので今後詳しくお伝えしますね。