結果リトルスネ夫論
スネ夫の家は金持ちだ。
そしてこの事実は、もしかしたら日本国民総意の共通認識かも知れません。
誰もが羨む生活を過ごし、それを自慢するスネ夫の性格は、少しの憧れと妬み、そしてイラッとくる感情がドラえもんというアニメの中で絶妙な期待役割をこなしているでしょう。
しかし私はこのスネ夫的生活こそ、子育ての見本ともいえる内容が多く隠されていると思い、できれば真似したいとも思っております。
そのため今回は、スネ夫的生活を分析し、全部とはいわず少しでもエッセンスを自身の子育て役立てていただければと思います。※著作権の関係上、本日は画像抜きでお伝えします。
■スネ夫を知る
まず、いったんこの記事を読む前に共通認識・共通言語を作るためWikipediaで骨川スネ夫をご確認ください。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/骨川スネ夫
そもそも、スネ夫の家はなぜ金持ちなのか? というところに立ち戻ると、父親および家系にその答えがあるようで、以下がそのサマリーです。
●父親は会社社長 (テレビ局社長等が父の友人)
●先祖代々殿様の家老職 (スネ丸)
●世界中を旅行した等から 父の年収は約2000万超え
●おじさんは船の船長
●弟スネツグは富豪一家NY在住(叔父)の養子になっている
●スネ夫の将来は貿易会社社長だが、
父の会社を継いだかは不明
このようなアニメ設定からわかるように、家系的なモノ、また父親が世界中を駆け回るビジネスマンであることは間違いないでしょう。
■世の中の多くは成果報酬
まぁアニメの話ですが、ビジネスマンであるスネ夫の父親の所得が多いことで家族が潤いうらやましい生活をしており、それらはきっと「ご褒美」の一環だと私は考えます。
帰宅もできないほど働いている父親、ワンオペのママ、家庭教師やバイオリンなどの英才教育を受けているスネ夫。
ただ散財しているワケではなさそうですよね。
■多くの家庭はリトル骨川家
そして、私が訴えたいこととして、どの家庭も少しの贅沢や日々の頑張りに対するご褒美を楽しみに生活していると思います。
また以前、「モノで釣る「しつけ」の賛成論」でもお伝えしましたが、ヒトは目的(報酬)がないとココロもカラダも動かず、ただ決められた作業をこなすだけではモチベーションが上がりませんし、感謝の気持ちを伝えたり誉めるといった「心の報酬」だけで動くほど簡単ではありません。
だから「贅沢」という【普段】や【他人】と比べて優位・優良である【価値観】を糧にしている面があると思います。
骨川家の鼻につく感じは嫌ですがね。
■大切なのは、どう報酬を与えるか?
しかし、スネ夫の親は無闇やたらとスネ夫にモノを与えている面もあり、このこともリトル骨川家の中にも多くあるはず。
それらの多くは親の都合や親の自己満足、場合によっては、親が子供にモノを買い与えることで簡単に「感謝の意」を得たり、特別な「承認欲求」を充足できる感を得たいだけの人もいるでしょう。
このようなことに対して、良し悪しは人それぞれなので深くツッコミませんが、報酬とは“最大限に頑張りチカラを出し切った行為の先で得られた結果”に与えるモノだと思っておりますので、報酬を与えるならどこまでポテンシャルを引き上げられるのかを注視すべきだと思います。
■結果リトルスネ夫論
何はともあれ、骨川家の真実はわかりませんし、たくさん玩具を持っている友達、いつも贅沢をしている家族の内側は覗けませんので、大なり小なりみんなリトル骨川家でありリトルスネ夫であると考えられます。
きっとみな、そうしないと日々の辛さは乗り越えられないのかも知れませんね。