今を変える!!幼児教育と非認知能力強化に役立つ書籍5選
2016/07/27
コドモを優秀に育てたいなら、先ず親が勘や経験に頼らず正しい知識を得て行動する事が必要です。
そのため今回は、これから〝子育て科学〟を取り入れてる人にオススメの書籍を5冊紹介します。
【非認知能力】
一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる
これは今ダントツNo.1お薦めな本です!
内容として、子育て経験豊富な大学教授が有名大学に通う学生に親の子育て方針に関するアンケートをとり、その回答から優秀なコドモを育てるために必要なアイデアをまとめて紹介した素晴らしい内容です。
またこの本は数ある非認知能力系書籍の中で一番初心者でも読みやすく、堅い言葉が苦手なママでもすらすら読めてしっかり学ぶことができ、各章の最後にはまとめページもあるので再読もしやす仕様です。
また何よりこの本の素晴らしいところは、紹介する非認知能力の事例の中に多くの失敗例が掲載されているところ。
正直、具体的な成功例をみてもピンとこないのが人間の性で、しかし失敗例だと〝あるある感〟を抱きやすく、またすぐ今の生活を改めることができるので役立ち度が違います。
また何人ものコドモを育てた著者であってもこの本の中で失敗を振り返っているところはとても共感できますね。
そのため、この本では非認知能力に対して成功と失敗の二方向から等身大の視点で分かり易く共学べるところがイチオシ理由です。
【認知能力】
この本では、最も有名な認知能力を測定する単位:IQでコドモの能力をではなく、MI(Multiple Intelligences(多重知性)))理論で能力開発をする理論や方法論をまとめたもの。
MI理論とはハワードガードナーという心理学者がヒトの知能を以下8つに分けて、それぞれを意識して能力開発することが重要だと提唱した理論です。
① 言語的知能
口頭または文字で効果的に言葉を使う能力。
② 論理-数学的知能
数を効果的に使い,論理的に考える能力。
③ 空間的知能
正確に視覚-空間的世界を認識し、それを知覚の変容できる能力。
④ 身体-運動感覚的知能
アイディアと感情を表現するため全身を使う能力。また、事物の生産性を高めるために使う腕前
⑤ 音楽的知能
音楽・音声を知覚し、識別・変容させ、表現する能力。
⑥ 人間関係的知能
コミュニケーション、他者への気遣いや意思、他者の刺激・感情を知覚し識別をする能力。
⑦ 自己内面的知能
自己の知識を意識することと、その知識を基礎として適応できるように活動する能力。
⑧ 博学的知能
自分の環境多数の種(分類方法)の認識と分類する能力
またこの本は、MI理論に則った教育方法を小学校などの児童教育者向けに書かれているものですが、親が普段コドモと遊ぶときやお勉強をするときに役立つヒントがとても多く、非認知能力の発育と組み合わせて考えれば効果抜群です。
何よりこの本の素晴らしいところは、普段は意識してない凄く当たり前のことを論理的に説明しているだけなので、今まで無意識に取り組んでいたことに気づき、さらに意識したことで更なる能力開発を目指せるようになるところです。
またマルチに認知能力を鍛えるためのアイデアもあり、極端に言えば能力開発効率が何倍にも膨れ上がる可能性が高まります。
今まで損していたことに気づきますよ!
【記憶力】
この本は学生時代に知っていれば人生変わったと思うぐらいインパクトがある内容で、効率的な学習方法に関する具体的な手法を科学的な検証結果と合わせて紹介している本。
またこの本で学べることはコドモ学習に限定しておらず、老若男女問わず学習効率を高める手法が紹介さるているので、コドモにも親にもすぐに役立つ目からウロコの良書です。
何よりこの本の素晴らしいところは、学習で一番重要な記憶するために必要な能力と記憶を呼び起こす・引き出す能力を強化する科学的なアプローチ手法がヌケモレ無いこと、また紹介している学習方法が既存の学習方法と比べどれだけ効力があるかを分かり易く教えてくれるところです。
例えば、公文のように同じことを反復して学習することや、静かな場所で集中して学習すること、一回の学習時間で一つの学科を学ぶことについて、NGと言ってませんが脳科学的に非効率だと証明して、そこから工夫を加えて学習効率を高めるアイデアを教えてくれます。
大人もコドモも、記憶力を鍛えて学習効率を高めれば今まで以上に成長すると実感できるますので、ぜひ手に取っていただきたいです。
【モチベーション】
モチベーション(やる気・気力)を育てるタメには、先ずどうしたら高まるかより、何をしなければモチベーション低下(無気力)にならないかを学んでおいた方がリスク回避につながります。
この本かなり古い本ですが、沢山あるモチベーション系の本の参考書籍を読みあさり遡って行ったらこの本に辿りつきました。
なので日本のモチベーション関連書籍のオリジナルと言っても良いでしょうし、著者の波多野誼余夫氏は日本の心理学者の中で国際的にも知られた数少ない心理学者の一人だとWikipediaに書いてありました。
またこの本では無気力の正体を明らかにし、そうならないためにどうすべきかについて分かり易く書かれており、ちょっと難しいかもしれませんが日頃コドモと接しているママに読んでもらい予防法を実践してほしいです。(我が家はまだですが・・・)
何よりこの本の素晴らしいというか恐ろしいところは、やる気が削がれる無気力状態を放置すると感情表情が出来なくなる無感情状態、その先には発達障害やキレるコドモや大人になると警笛をならしているところ。
またこれ、私の周りにいるお友達や知り合いのコドモに結構ヤバいレベルに達しているコドモが要ると気付いてしまったところも恐怖感を加速させました。
しかしまぁ、私にはどうしようもないので、とりあえず皆さんには我が子においては無気力・無感情にならないよう知識をつけていただきたいですね。
【コミュニケーション/コーチング】
最後は私が育児に役立てている心理学の理論NLPを子育てに生かすことを目的とした本。
この本ではママ目線で子育てに対する心の構え方やコドモとのコミュニケーションの手法をNLPの観点から分かり易く噛み砕いて紹介してます。
NLPは正直難しく、真面目に理論から学ぶには数学や機械工学的な思考が必要。
それは簡単に操作しているスマホのバックグラウンドに最新鋭の技術やプログラムが稼働しているかのように、NLPはコミュニケーションという何気ないやり取りの中で精密に動いている脳と神経をプログラム化したものです。
そのためこの本では対象者をコドモに限定したことで、難しい知識や理論を省き、子育て必要なNLPの理論やノウハウを
ママがしっかり覚えられるレベルで記載しています。
そして何よりこの本の素晴らしいところは、ただ子育てに役立つNLPを学ぶのではなく、ママが自分の感情や葛藤、置かれている立場や抱いている希望に向き合い、テクニックのみならず、ココロの改善から育児に取り組む気付きを得られるところです。
またNLPではこんなことを教わります。
過去と他人は変えられない。
変えられるのは自分自身と未来だけだ。
また自分が変わることで、心に残る過去の価値観が変わること、変わった自分に接した他人が変わってくれることを期待できるようになる。
正直、この本ではNLPのエッセンスしか学べないかも知れません。
しかしそれを知ることで自分は確実に変わります。
知らないと、できない。
やらないと、育たない。
知識や情報を得るだけでは効力を発揮せず、また知識を使って行動しないと身につきません。
それは、「泳ぎ方」の本を読んだだけではすぐ泳ぐことはできず、また泳げることと上手に泳げることも大きく違います。
そのため、学習した知識はムリヤリでも生活に取り入れて、成功と失敗から多くの〝経験知〟を得ることをオススメします。
親が動かないとコドモも動かない、親会社勉強しないとコドモも勉強しませんからね。