コドモとココロ:子育てを科学して楽しむ!育児・知育・学力アップの論理的なアイデア

認知心理学・色彩心理学・行動経済学などを活用して、論理的に子育て・育児やしつけ、学力アップ、非認知能力、ソフトスキルを磨き、自己肯定感を持って社会で生き抜く力を育む。コドココ理論育児 知育アイデア 国旗 学び方を学ぶ

本&ドリル、知育玩具レビュー

コドモの将来に役立つハイブリッドな絵本

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有名な絵画を使った素晴らしい絵本があること、私は全く知りませんでした。

またこの絵本シリーズに出てくる絵画はどれも有名な作者と作品で、教養のある大人は知っておくべき名画であり、将来必ず美術や歴史の授業で習うような名作揃いです。

あわせて、この絵本シリーズの素晴らしいところはお話の自然な流れで次々と名画が出てくるところで、残念ながら内容をお伝えできないのですが、コドモは名画を意識せずにも楽しめます。

親も楽しくお勉強ができる素晴らしい絵本ですね。


■記憶は思い出に紐付く

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またこの絵本の効果を子育て科学的に捉えると、有名絵画という「知識記憶」と絵本を聞き(読み)ココロで感じた「経験記憶」という記憶定着率が高い情報として脳へ刻まれると言うことです。

この「知識記憶」と「経験記憶」については以下の〝長期記憶の種類〟をご覧いただけると理解が深まります。

1.経験記憶:過去の出来事と絡めた情報の記憶。自身の体験や感情など

2.知識記憶:頭で覚える情報の記憶。名詞や数式、歴史などデータ的なもの。

3.手続き記憶:体で覚える記憶。走り方、ハサミの使い方など

こちらの理論を使ってこの絵本の効果を簡単にまとめると、絵本を読んだという喜怒哀楽の経験(経験記憶)と絵画の知識(知識記憶)が植え付けられ、またこの記憶はただ単純に絵画を覚える方法より効率的であり、一生涯の記憶として保持されるということです。

そして将来、絵画の勉強をした際にこの頃の記憶が呼び戻され、絵画の勉強が楽しくなったり効率良くなったりするという狙いです。

ちょっと狙い過ぎですかね(笑)

しかしそんな強かな目論見より、以前「絵本が美徳とやさしいココロを育む」でお伝えしたと内容同様、コドモの頃に良い芸術に良いカタチで触れることで感性が磨かれます。

また絵本の主人公に対して主観的・客観的な立場でモノゴトを考えられるようになることが何より大切な学習効果です。

そのため絵画のお勉強は無意識レベルに埋め込む副産物として捉えれば良く、内容もスッゴく面白いので、先ずは一冊こちらの絵本を読んでみては如何でしょうか?

 

 

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