教育を分類しました。
そもそも教育とは何か?
・・・と日頃ココロのどこかでモヤっとしていた私の心に刺さった本のタイトル。
発売日前に予約して昨日届いたので久しぶりにブックレビューします。
■教育者向けの本なのか??
この本は事前情報なく『ジャケ買い』したのですが、手に取って調べたのは著者の土井 武士さんについて。
巻末のプロフィールを確認したところ、なんとこの方は教育関係者ではなく、福山市にある有限会社 記念不動産の社長さんでした!
また本のサイズはB5で大型、そしてフォントサイズが通常の2倍以上はあるであろうインパクト!
色々な意味で圧倒されましたね。
そして内容はというと『分類しました』と言っているそのままで、教育に関することをそっくりそのまま“仕分け”した内容でした。
例えば『教育の種類』については①知育(智育)②体育③徳育の3つで、①知育(智育)には「知る教育」「覚える教育」「考える教育」「編み出す教育」「学問など」というように、当たり前のことを当たり前のように記載されていたり、時には持論とも言える内容で「ゆとり教育」や「スマホ」に関する内容が書かれてます。
そして最後に著者の住む福井県の紹介や写真が・・・
さて、この本の役割はなんなのか?
■読む人の知識と知恵次第
内容だけを評価してしまうと単に分類しただけの本だとも思ってしまいますが、私は結果として満足できた本でした。
何故かというと、単純が故に自分のリソースを再認識したり再構築するきっかけとなりましたし、巻末にある分類一覧表がけっこう使えるもので、「あ、そういう考えと分類の仕方があったんだ!」という気づきも得られました。
そのためこの本は【自分の知識を分類するための本】と考えると非常に役立ちますし、今後何か教育に関する疑問を抱いたときホームポジションとして活用できるような気がします。
このこと、著者や出版社が狙った内容だとは思えませんが、一周まわってオススメです!