コドモとココロ:子育てを科学して楽しむ!育児・知育・学力アップの論理的なアイデア

認知心理学・色彩心理学・行動経済学などを活用して、論理的に子育て・育児やしつけ、学力アップ、非認知能力、ソフトスキルを磨き、自己肯定感を持って社会で生き抜く力を育む。コドココ理論育児 知育アイデア 国旗 学び方を学ぶ

■科学的根拠がある学習法

LEGOでプログラミングとロボット作り

今回は先日参加したMaker Faire2017内で実施されたプ『レゴWEDO2.0 DE 楽しく学ぼうプログラミング』に参加↓様子をお伝えします。


■そもそもプログラミングとは?

以前スクラッチジュニアを紹介した記事でも少々お伝えしましたが、ざっくりいうと「計画と実行」について学ぶもので、またモノゴトを論理的に考えられるようになる訓練をする学習です。

また難しく考えることなく、例えば『運動会のプログラム表』を作ることもプログラミングですし、そのプログラム表を作る上でタイムスケジュールや参加クラスや学年の出場回数やバランスを考えたり、また運動会当日にうまく進むよう手を加えたり、トラブルの際は手伝ったりプログラムの修正などをする行為もプログラミングです。

しかしプログラミングは『ロボットを作る』や『パソコンを使ってアプリやゲームを作る』など〝成果物〟を作ることが学習目的だと思っている人が多く、本質は成果物を作るまでのプロセスであり、これが「計画と実行」という学習目的であることを忘れてはいけません。


■LEGO WEDO2.0について

WeDo2.0 for home by アフレル

今回プログラミング教室で使われている教育用レゴで、普通のレゴと違いモーターやセンサーなどが着いているところが特徴。

またそのモーターを動かすためのアプリがありパソコンやタブレットを使ってアプリ経由でモーターを動かし、アプリとモーターはBluetoothで連動。

アプリではモーターを動かすプログラミングを組み立てるという流れが大まかな説明です。

またWEDO2.0というか、教育用レゴ全体としての素晴らしいところは、アメリカのマサチューセッツ工科大学とLEGO社が長きに渡り共同してきた教育用ツールであり、LEGOはあくまでもツールでしかないところです。

このことはLEGO WEDO2.0の専用アプリを見ればわかります。

基礎プロジェクトは様々なテーマを以下のような流れで取り組みます。

  1. 課題確認
  2. 考察
  3. 課題をレゴで組み立て、プログラミングしながら調査する
  4. 実験結果を記録して報告する

テーマも自然科学から社会問題までの様々ですよね。

またこのWEDO2.0はAmazonでも購入可能。

結構な金額しますよね(笑)

ちなみに我が家は購入済みなのですが、実は今月より【Crefus(クレファス)】というプログラミング教室に通うことになり、ここの授業でLEGOやWEDO2.0を使っているというオチ。

今プログラミング教室は2020年の義務教育必須科目対応へ向けて色々な教育が開校してますが、色々見比べて体験学習も参加した結果、ロボット作りがメインではないクレファスにしました。

また理子さんは体験学習しましたし、既にクレファスの授業も始まってますが、私が体験してないので今回このイベントに参加したという流れです。


■授業スタート

 今回のイベントはWEDO2.0を販売しているLEGO EDUCATIONの正規代理店アフレルさんが主催したもので、親子で協力しながら課題に取り組むというもの。

早速パッケージを開けてブロック組み立ての準備。

しかし今回はまずプログラムの組み立て方法を理解するため、既に用意されているロボット(科学探索機マイロ)を使ったipadの操作から始まります。

さっそく授業が始まります。

最初はipadの操作だったりモーターとのBluetoothシンクだったりと、既に学習済みの理子さんは退屈気味・・・。

これ、プログラムと言ってもモーターを動かすことしかしないので、組み立てたレゴとモーターの力学的関係を学習するのもプログラミングの一部。

推測ですが他のロボット系プログラミング教室も同じくモーターを動かすことのみにプログラミングを使っているので、本質である学習プログラムが知育的には非常に重要だと気付くでしょう。

そして色々と指示に従い完全させたのが、動き出した後センサーに反応してモーターが止まる仕組みをつけたマイロの完全です。

うまくセンサーを認識させることが重要ですね。

またセンサーが止まった後、今度はモーターを逆回転させて違う目標を見つけに行ったり、モーターが2つ着いていれば旋回も出来るので学習のレパートリーは増えそうですね。


■オリジナルロボットの作成

動かし方を理解したところで、今度は全てばらしてオリジナルロボットの作成に取り組みました。

しかし全てオリジナルは難しいので見本を見ながら組み立て、最後にアレンジを加えて出来上がりです。

謎のレーシングカー完全です。

そしてここからプログラミングの始まりで、今回は以下のようなプログラムを組みました。

 

1.モーターを前回転させる。

2.モーターは2秒後停止する。

3.モーターが停止したら音楽を流す。(ランダム)

4.音楽が流れたら本体に着いている発光ダイオードの色を変える(ランダム)

5.音楽が流れた後、モーターを後ろ回転させる。

6.モーターは2秒後停止する。

7.上記1~6を三回繰り返す。

ほとんど私が考えたプログラムですが、音楽と発光ダイオードは理子さんのアイデア。

そして完全したロボットとプログラムは何と自ら志願し参加者全員の前でプレゼンテーションすることに!

ちょっと恥ずかしがってましたが、このような発表の機会を与えココロを鍛えるのも自宅学習ではできない体験ではないでしょうか?


■最後はお片付け

全てが終わったらしっかりとお片付け。

またレゴをしまうボックスは形やカテゴリーごとに仕訳されており、これも学習のひとつですね。

そして楽しい時間は終了。

また今回は親の私が実際に体験する事で、改めてプログラミング学習の重要性と可能性を体験する事ができました。

お金は掛かりますが、様々な基礎学習と同じくプログラミング思考やロジカルシンキングは幼い時から鍛えておくべきであり、2020年から必須科目もなるも納得ですね。

-■科学的根拠がある学習法