『倒さない』ドミノゲームで知育
一般的にドミノは大量のドミノ牌を並べて倒すことで知られてますが、本当は〝その〟遊び方ではなく、トランプのように数字(サイコロの目みたいなやつ)を使って遊ぶ〝テーブルゲーム〟です。
しかし将棋倒しとか上海(マージャン牌を積むやつ)とかと同じように、本筋とは違う遊び方が世界的ブームになり、そのため日本ではテーブルゲームの遊び方をすっ飛ばしてスタンダードな遊具になった訳です。
世界4大テーブルゲーム(麻雀・チェス・パックギャモン・ドミノ)なのにね・・・。
そのため今回は、我が家でも遊んでいる代表的なテーブルゲームとしてのドミノをお伝えし、ぜひ楽しみ方を参考にしていただければと思います。
■使う牌は28枚
ドミノにはサイコロと同じように1~6の模様と何も描いていない白色の模様(以降0と呼びます)が一枚の牌に2つ描かれており、0~6の総組み合わせ数である28枚がゲームで使う牌になります。
そして、ゲームを始める際は麻雀のようにかき混ぜた後、1人5枚~8枚配ります。
※配る枚数は遊ぶゲームによりけりです。
そして我が家では今のところ【ドローゲーム】のみ遊んでおり、また7歳児の手には牌が収まらないので収納ケースを使って手の大きさをカバーしてます。
ちなみにこのドミノ、20年ぐらい前に買った代物で、昔は飲み屋に持ち込み友達と白熱して楽しんだ思い出の品でもあり、今コドモと遊ぶようになったのはUNO同様何だか感慨深いものです。
■6×6を持っている人からスタート
【ドローゲーム】は手札が全て無くなった人が勝ちになります。
そのため如何に手札を無くすかが勝負の鍵であり、また牌の種類も少ないため手持ち牌と場の牌、そして残り牌を読み合いながら遊ぶゲームです。
そして先ずどのドローゲームでも同じ(だと思う)ルールとして、6×6のダブル牌を持っている人が場に捨てるところからゲームが始まり、次の人は6の柄がある札を出してゲームを進めます。
この写真ですと6×5を出しましたね。
そして次の人は、場にある牌の両端である6か5を出すことができ、このゲームでは常に2つの数字を選んで牌を出していきます。
そのため残り牌を考慮しながら手数を減らす攻防がこのゲームの楽しさです。
また言い忘れましたが、ダブル牌を置くときは必ず縦におくようにするのが基本ルール。
こうするとゲームが進んだ時に残り牌が読み取りやすくなるので非常に便利です。
またダブル牌以外の時は右や左に曲げることが出来るので、何かマーキングとして使えるかも知れませんね。
■誰かが手持ちゼロになるか、誰も牌が出せなくなってもゲーム終了
ドミノは場にある2つの数字につなげて出せる牌を捨てていき、出せない場合は使ってない残り牌を取ったりパスをしたりと、相手にマッチングできる数字牌が無いことをバラしながらゲームは進みます。
そして手持ち札がゼロになった人がこのゲームの勝者となり、また誰も牌を出せなくなった場合でもゲームが終了となります。
上の写真、良く見てもらうとわかりますが、6の牌が7枚場に出ており尚且つ両端が6なのでこれ以上牌を出すことができません。
このような場合を『ブロック』と呼び、勝敗は手持ち牌に描かれている数字の合計が少ない人が勝ちとなります。
また上手く場をコントロールすればわざとブロックを狙うこともでき、この辺の遊び方は大人でも楽しめますね。
■知育的効果
牌倒しでもボートゲームでも、ドミノで遊ぶことで集中力や最後までやり抜く力(グリット)は身に付くと思います。
またボートゲームのドミノでは28枚という少ない牌の駆け引きにより先を読みる予測力や話しながら相手を探る交渉力なんかも身に付くでしょう。
またドローゲームでは勝った人が負けた人が持つ牌に描かれている数字の合計点を獲得できるルールや、マタドールというゲームではドローゲームとは違い、場の牌の置き方が合計7にする簡単な足し算が必要なゲームもあるので小学校低学年レベルでも十分楽しめます。(1+6、2+5、4+3、0は何にでもくっつけ可能)
何より、UNOの回でもお伝えしたとおり、幼児期は何を学ぶかではなく頭を多く回転させることが重要なので、我が家では人生ゲームも含めて数字を使うゲームでたくさん遊んでいこうと思ってます。