色覚を考える展
色彩について深く学ぶため、今回は神奈川県厚木市にある東京工芸大学「カラボギャラリー」までやって来ました。
すごいキレイな建物。
またカラボギャラリーのロゴもカッコ良い!
エントランス入ったらこんな感じ。
アートな建物の二階へと進み今回の目的である『色覚について考える展』に着きました。
この展示会では様々な動物や生き物の「見え方」から色の仕組み、また人体がどう色を捉えているかなどを学び体感できる展示会で、入り口に入ると早速VRコーナーがありました。
こちらは犬の視線で犬の色覚を体感するもの。
こちらはトンボの色覚。
どちらもヒトの色覚と切り替わりながら体感する事ができ楽しかったです。
■ヒトの色覚を超えた写真
こちらはとても幻想的な写真ですよね。
この写真は『紫外線蛍光撮影』というもので、デジタルカメラの特性とヒトの可視領域の差を利用したものの。
具体的にはブラックライトを当てた植物を特殊なカメラで撮影したもので、ブラックライトの波長光は可視光より長く光を保つ特性を活かしているようです。
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この写真は人が見えない赤外線領域をデジタルカメラで拾って撮影したもの。
無彩色のコントラストが強くなり、また木々の力強さが増しますね。
全部で三枚展示されてました。
その他、色覚について学ぶ展示物があり、大人でもコドモでも楽しめますね。
■色の三原色を学ぶ
色は物体に当たり反射した光を目が捉えているもの。
また色は三原色(RGB=赤緑青)ですので、液晶画面はこの三原色を調整してデザインしたもの。
これを体感できる展示物もありました。
上の写真は4枚の色材を組み合わせたもので、下の写真はその4枚を白・青・黄・赤と組み合わせていった過程です。
一枚一枚をみると単色画でしかないものが重なりキレイな絵になるところに驚きがあり、またこの展示物には六種類のデザインがあったので、親子で楽しみながら学びました。
そして最後の展示物は体を使って楽しみながら色を学ぶもの。
自分の影が目の前のスクリーンに映し出され、またたくさんの色の玉を蹴ったり叩いたりして遊ぶことができます。
こちら動画を見た方が理解早いです。
スッゴい気に入ってずっと遊んでました。
またよく見ると解るのですが、三原色の各色は組み合わさると混色となり黄・マゼンダ・シアンへ、3つ組み合わさると白になる仕組みで、しかし同じ色通しは近づくと反発し、人の影は全てを反発する。
身体を動かしながら色の学習ができること、また“目的の色”を作るため蹴ったり叩いたりすることで楽しさがまします。
■まとめ
今回この展示会にて改めて色について深く学ぶことができました。
また我が娘も会場に来るまで乗り気ではなかったのですが、色々楽しめたので満足でしたね。
そして引き続き、芸術や良きモノに触れて親子で感性を磨いて行ければと思っております。
■カラボギャラリー第2回企画展「色覚を考える展」Thinking about Color Vision
https://www.color.t-kougei.ac.jp/events/events28_11.html