能力開発を加速させる!ハイブリッドな知育法【音楽編】
2016/08/25
幼児教育の取り組みにおいて異なった複数の知能や能力を同時に鍛える知育方法を〝ハイブリッド知育法〟と勝手に命名して日々励んでます。
また前回【色彩】を中心においたハイブリッド知育をご紹介しましたが、今回は【音楽】に焦点を当てて考えてみようと思います。
子育てで音楽、この能力開発には欠かせられません。
先ず音楽の特徴について脳科学の観点から紐解いた場合、当たり前ですが音楽は聴覚を使います。
そして以前お伝えした〝脳の使い方〟であるNLPのVAKモデルを思い出して欲しいのですが、A(Auditory:聴覚)には「文字を読む」や「考える」「計算する」「予想する」といった音楽とは関係なさそうなものがあります。
これ何故かということを音楽的に説明すると、「文字を読む」は心の中で音読していることで、「考える」「計算する」「予想する」といった論理的思考は楽譜のように始まりと終わりといった情報を時間軸で考えたり、曲の中にある音階や小節といったグループやカテゴリーで考えたり、音の高さや大きさ・曲のスピードといった単位に置き換えることができるからです。
またヒトの感情やしゃべり方などを説明(お願い)する際に『トーン』を上げるとか下げるとか言いますし、色彩の濃淡も『トーン』と言いますよね。
これは感覚的なモノですが状況を単位に置き換え論理的に伝えようとする現れではないでしょうか。
このように、聴覚は音楽のみならず論理的思考を使う際にもを使うと解れば、【音楽をやればアタマが良くなる】というな話に真実味が出てきますね。
■数学の天才は音楽家?
では、音楽と論理的思考との関係が明らかになったところで、ちょっと歴史上の人物をみてみましょう。
先ず、「相対性理論」などで有名な天才物理学者アルベルト・アインシュタインは6歳からバイオリンを習い、大人になっても積極的に演奏をして周囲を驚かせていたようです。
また好きなアーティストはモーツァルトだったそうですが、この音楽家モーツァルトも数学に長けていたらしく、伝記によればその才能をビリヤードに使い、チカラ加減と反射による軌道などを読み取りながらゲームを楽しみ腕前も良かったそうです。
このアインシュタインとモーツァルトねたはここのサイトから引用したのですが、両者ともに音楽と数学・論理的思考を駆使して才能を開花した人物であり、音感を鍛えることが論理的思考を鍛える役割を担っている証拠として考えても良いかと思います。
音感を鍛えることが論理的思考を鍛える。
この考えをもとにハイブリッド知育を考えた場合、演奏は〝音を聴き〟〝楽譜を読み〟〝指やカラダを動かし〟ボリュームやリズムで〝イメージや感情を刺激する〟という五感をフルマックスに使う知育法だということに気付きます。
またピアノが知育に良いとことはここにもここにも、そのほかたくさんのサイトや本に書いてありますし、全てに共通することは幼児期に音楽に触れさせることの重要さ強くアピールしてます。
■我が家の音楽ハイブリッド知育法
①ピアノ教室
能力開発に科学的な根拠があること、理子さんはVAKモデルだと聴覚優位であること、本人がピアノに興味を持ち玩具のキーボードを使い意欲的に楽しんでいることから、週に一度約一時間個人レッスンのピアノ教室に行き学んでます。
またピアノを始めるまでのプロセスや教室を選びは非常にこだわった甲斐もあり、先生にも恵まれて、今では毎日練習してます。
やはりピアノは良いですね。
また私も自宅でピアノ練習を始め、親子で練習チェックシートを作り目標と実績を可視化してます。
このことで優劣感や競争心鍛えつつ、理子さんが私に教えることで学習内容の振り返りと課題の客観視による学習効果が高まり、親子でスキルアップしながら楽しく学べるので一石二鳥ですね。
②カラオケ
これはお遊びが中心ですが、歌詞を目で追いながら歌って踊ることは全脳的に五感を使い、曲を自分で探して歌うこと、テレビアニメの主題歌曲二番とか知らない部分を順応して歌うなどは非認知能力を鍛える役割があると思います。
何より、歌うことは楽しいですからね。
③替え歌
これが一番良いような気がする(笑)
知っている曲の歌詞を変えて歌うのですが、歌詞が今日の出来事だったり明日の予定だったり、もしも○○だったらみたいに想像力を膨らまして歌詞を即興で考えなければいけない遊びです。
また作った歌詞について具体的に誉めたり、私が知らない言葉を使って好奇心をそそり『意味教えて』と聞くことによる意欲的な学習環境を作ってます。
この遊び、本当に楽しく学ぶことができるのでオススメです。
■音楽は世界共通言語コミュニケーションのメッセージは文字や母国語・外国語を使わなくても伝わる方法がたくさんあり、音もその方法の中で重要な一つと呼べるでしょう。
また人の機嫌や体調も声の音を基準に判断できること、また音楽は国境や世代を越えて人々の心に感動を与えるものであるから、方向音痴や空気が読めない人にならないよう音感(聴覚)を鍛えるべきだと思ってます。
このように、音楽は生活で欠かせられないものであり、またハイブリッドな幼児教育を取り入れれば能力開発の効率化にもつながります。
歌って踊って、楽しみながらの知育しましょう。