■科学的根拠がある学習法

『教育ママ』が陥る2つ発達問題と対策

将来に備え、コドモの学力を高めて不自由なく暮らせるよう育て上げることは多くの親に共通する想いではないでしょうか?

また特にこのブログを読んでいる人々の思い入れは強いと考えられ、乳幼児期から知育や能力開発に力を入れている人も多いはず。

しかし、あまりに度が過ぎるとトンでもない発達問題を抱えたまま成長してしまうことをご存知でしょうか?

今回はそんな発達問題から特に避けるべき2つの問題のご紹介、更に対応策として学ぶべき教育方法などについても取り上げます。


■2つ問題その1:GRITは身に付くがキレ易いコドモになる。

教育に熱を入れコドモを叱ったり精神的に追い込むことで集中力などが高まり、GIRT=やり抜く力などの非認知能力は身に付くと思いますが、教育を強化し過ぎた事が原因で生理的ストレスが発生し、この影響で脳のワーキングメモリー(海馬)が十分に成長せず、結果として感情をうまくコントロールできない人格になる可能性が増えます。

このことは色々な書物やネットで書かれているのであえて触れませんが、私の周りで幼少期に習い事や塾や家庭学習で鍛えられた高学歴の人に〝詰める〟のが上手い人やコドモや部下に叱ることを止められない人が多く居ます。

これはただ単純に、自分が親から受けた教育方法がそのまま自分の教育方法(部下や我が子)に転換していると考えがちですが、後にも先にも自分の意図から外れた〝怒る〟はその場の感情に流されただけでしかありません。

またそのような人に限って後から自分を正当化するような言い訳をしたり「あなたの為だから」という正論を吐いて責任逃れを続けていたりします。

このような〝負の遺伝〟を絶つためにもコドモへの教育方法を再認識する必要はありますね。


■2つの問題その2:学習性無力感からイイコ症候群へ陥る。

まず学習性無力感とは「抵抗することも回避することも困難なストレスに長期間さらされ続けると、そうした不快な状況下から逃れようとする自発的な行動すら起こらなくなる現象」コトバンクに書いてあります。

つまり子育ての場合、親に対して『もう何を言っても何をやってもダメだぁ~』という気持ちが積もり、『もう従うしか道は残されてないね』と諦め感を学習してしまうようなモノです。

そして怒られたり叱られるのが嫌なので『親の言いなりになっているのが一番楽だ~』とか『親の期待に応えていれば起こられずに済む!』というような感じで親に服従するしかできないコドモを〝イイコ症候群〟と呼びます。

どちらも最悪ですね。

またテレビでお馴染みの尾木ママのコドモがイイコ症候群だったのは有名な話であることや、私が尊敬する教育者や創造性の強いメンターの人にも自分の子育てに大失敗している人が居て、どの人も「自分の理想を押し付け過ぎた」と後悔しているようです。


■重要なのは発達課題を乗り越えること

以前お伝えしたブログ、『そもそも「育てる」って何だろ?→発達課題を乗り越えること』でも話題に挙げましたが、教育はコドモの身体と脳の発達過程にあわせて働きかけることが重要で、この発達過程を負荷やストレスを掛け過ぎると十分な成長ができない状態のまま大人になってしまいます。


■ではどうすれば良いのか?

子育ては誰もが初心者でやり直しが利かない、未来を作るとても重要な親の責任です。

そのため、何を信じて何をすれば良いのか?

その答えは『エビデンスベースド教育』にあると私は考えます。

またこのエビデンスベースド教育とは、エビデンスベースド教育研究会の定義によると「入手可能な最良の研究調査・実践結果をもとにして、実践者の専門性と児童生徒及び保護者の価値観を統合させることによって、臨床現場における実践方法に関する意思決定の最善化をはかるための行動様式」とちょっと難しいように思いますが、簡単にいうと〝テストして良い結果が出た教育方法〟と解釈して良いでしょう。

そしてエビデンスベースド教育は以前ご紹介した書籍「成功する子失敗する子」や「一流の育て方」、「学力の経済学」で紹介されている科学的根拠のある教育方法です。

またこれらの教育方法は教育の専門家や統計学者がしっかりとした定量的判断で〝有意である〟と証明しているので私は信じることにしています。


■さらに認知のレベルまで・・・

そして私が更に拘りたいのは『伝え方』や『コミュニケーション手法』であり、科学的根拠のある教育方法のやり方をNLPや認知心理学の定理にそってアレンジすることです。

このアレンジとはわが子の性格や行動特性にあわせて調整することであり、教育効果を最大限に高めるための努力でもあります。

そのため、今後ご紹介する内容はエビデンスベースド教育とあわせて今までよりも深い領域の子育て科学をご紹介します。

そして、今回ご紹介した2つの発達問題や、更に先に訪れる『反抗期』や『思春期』の対策も研究できればと思っております。

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