コドモとココロ:子育てを科学して楽しむ!育児・知育・学力アップの論理的なアイデア

認知心理学・色彩心理学・行動経済学などを活用して、論理的に子育て・育児やしつけ、学力アップ、非認知能力、ソフトスキルを磨き、自己肯定感を持って社会で生き抜く力を育む。コドココ理論育児 知育アイデア 国旗 学び方を学ぶ

VAKモデル 子育て科学

コドモに何が遺伝しているのか?

天才は生まれつきにあらず、アインシュタインも「天才とは1%の才能と99%の努力」と言っているように、人生の成功は本人次第だということは揺るぎない事実です。

しかし古くから語り次がれている、〝親の才能を「血」や「遺伝」で受け継ぐ〟といつ遺伝子論風説について皆さんどんな考えをお持ちでしょうか?

私は〝親の努力次第〟という努力論を鵜呑みにして遺伝子論を【ゼロ】だと否定するのには抵抗があり、正直判断できずにいました。

そのため今回は私なりの解釈と自分の子育て経験を前提とし、親からコドモへ引き継がれる何かについて考えをまとめてみます。


■遺伝子は引き継がれる。

まずコドモは両親の遺伝子を引き継ぎます。

また原則として、遺伝子は生きている間に組み変わることはありませんので、親の努力や実績は遺伝子情報に書き込まれず、親の持つ才能(他者と比べたときの優位性)は遺伝子レベルでは引き継がないと言えるでしょう。


■遺伝子が持つ情報は?

では、遺伝子は何の情報を引き継ぐのか?

先ずこれは単純に考えると様々なカラダを作る構成要素の情報であることは確かでしょう。

そしてこの構成要素の情報は、大きく2つの要素に分類できると思います。

これは、親が長身だとコドモと長身になる、親が天然パーマだとコドモも天然パーマになる、という外見的要素と、親に似た性格や感覚といった内面的要素の2つです。


■内面的要素の構成要因

そしてこの内面的要素について、よくよく考えると性格や感覚は脳の指示命令によって動くし、脳はうこつか紐解いていくと脳の使い方、つまり五感の特性(VAKモデル)に辿り着くと私は思いました。

その理由として、まず遺伝子には脳を作るための情報もあると思いますので両親と同じ脳になる可能性は高い。

そして我が家のケースでは、娘の理子は私の聴覚優位を引継ぎロジカル思考やルーティーン行動が好きで、情報に関する知的好奇心が強くマニアックな性格なので国境や歴史上の人物を調べるのが好きだし、数字を使った躾がハマるし、親子でパターンブロックで競うように遊んでます。

母親は体感覚優位で、何事に対してもとことん徹底的に取り組む姿勢や、感情的に無我夢中でやり抜く力が受け継がれています。

そして子育てに対して両親がバランスよく接して各々が得意な優位感覚を使って接しているから感性豊かに育っていると親バカなりに思います。


■あくまでも基礎は基礎。

親子は遺伝子レベルでVAKモデルでのシンクロ率が高いことがわかってきました。

しかしヒトの思考や行動は環境によって大きく変化するのでコドモが親と同じVAKモデルだからといって親と同じ能力を手に入れないでしょう。

またVAKモデル以外の性格や気質を形成している能力(NLPではメタプログラムと呼ぶ)などにおいても両親から受け継がれた遺伝子であり、片方の親からすれば自分と同じ遺伝子を半分しか持っていない状況であるため、もう片方の親の遺伝子特性(VAKや性格・気質)を十分に理解しないとコドモの教育や躾がうまくいかない可能性が出てくると考えられますね。


■子育て方法は遺伝するように見える。

それと忘れてはいけないのが子育て方法に関する基礎知識です。

多くの人は無意識に自分が親から教わった子育てを真似している傾向があると言われています。

『絶対真似してない!』

『私の親は、私の子育てに失敗しているから、親がやってないことを私はやってる!』

・・・と思っている人も多いかと思いますが、どうやらそうでは無いようです。

先ず子育ては100%完璧な方法が存在しないことと、完全なるオリジナル子育て方法も存在せず、一般的には誰かの真似やアレンジした子育て方法を採用していると考えられます。

また、親の子育て方法を〝意識して〟真似していないとしても、意識している時点でそこから〝学習〟しておりますし、その結果〝方向性〟として自分の親から受けた子育て方法なぞっている可能は高いです。これは無意識レベル含めてです。

また親子は似るモノだから行動特性や性格的な要因により、結果意味的に同じ子育てとなっていることも考えられるでしょう。

そのため、子育て方法を通じて何世代もの〝特性〟が遺伝しているように見えてしまいます。


■まとめ

今回は親子の遺伝や子育て方法に関する事実と推測を混ぜた情報をお伝えし、V.A.Kモデルの重要性について考察を深めました。

またV.A.Kを踏まえた上でコドモを育てて行くかは、過去自分の親から得た経験と、近代的な子育て知識を組み合わせが子育ての正解に近づくと考えられるでしょう。

しかし子育てで重要なのは『どんな大人になってほしいか?』というビジョンという目標や『何をすれば目標に近づくか?』を明確にして対応すべきだと私は思ってます。

ちなみに我が家の目標は『社会で生き抜くチカラを育む』です。

そのため、常に社会の動きを読み取り、また社会は一人で生き抜くことが難しいことや、色々な社会で生き抜くためには学習や努力が必要なことを聴覚的に伝えてます。

しかしこの想いや行為が有効的に働いているかはわかりませんし、正解かどうかも判断できません。

だから、今見えない将来が楽しみなのかも知れませんね。

-VAKモデル, 子育て科学