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アンネの追憶

2017/09/23

私の娘はアンネ・フランクを好きになったことをきっかけに日記を毎日書くようになった。

内容は何とも言えないが、毎日その日の出来事を振り返り、また内省(ココロと対話)すること、そして毎日文字を書くという習慣は確実に良い情操教育につながっているでしょう。


■なぜアンネ・フランク?

そもそものきっかけは国旗好きから派生した歴史上の人物の学習。

これらは以前お伝えした「リビングに図鑑の学習法」の流れでアンネ・フランクを知り、そして図書館から絵本や伝記、またタイミング良くテレビでアンネ・フランクが紹介されたことなども重なり、娘はいつしかアンネ・フランクを憧れるようになりました。

また学校の図書館で借りたまんが伝記が気に入ったらしく、二度目の借入時に貸し出し中であったこともきっかけとなり、ご褒美がてらその本を買ってあげました。

本当に好きなようです。


■学びの機会

我が家の特性上「やるなら徹底的!」ですし、「夢中をさせて能力を伸ばす」のが効果的な学習なので、この機会をきっかけにアンネの日記の内容、また第二次世界大戦やホロコーストについて、そして現代にも続く人種問題についても学びを進めようと考え、そして私も関連書籍を読み始めました。

またNetflixで「アンネの追憶」という映画も観たのですが、この内容がとても考えさせられた。

この映画の主人公はアンネではなく、アンネのお父さんや友達、ドイツ軍の兵隊や捕まった教師の捕虜、そしてアンネ家族をかくまったミープさんなど、アンネの周りで動いていた人々にフォーカスした映画である。

また内容は映画の中でも出てくるアンネの親友ハネリ・ホスラーにインタビューした内容をまとめた書籍『もうひとつの「アンネの日記」』を原作としており、実話に基づいた内容だとのことです。

そしてこの映画で学べる内容は、もちろんアンネが生きた時代に何が起こったか、またアンネの周りではどのようなことが起こったなど〝アンネの日記の外側〟ではあるが、合わせて周りの人たちが持つ『正義』や『良心』、『信念』や『善意』などから現代を生き抜くための哲学的な教示を得られます。

そしてその上で、全てを鑑みて最終的に何を子供に教えるべきか?

私なりの答えとして、それは「親として曲がらないこと。」だと思います。

人としてではありません。

子供の親としてです。

この映画では、アンネ一家で唯一生き残ったアンネの父親が沢山の幼児へ語りかけるところから始まり、また幼児達の質問について答えを探す回想が映画のメインストーリーです。

また生き残るための嘘や犠牲、忍耐といった事柄を家族基準で考え選択しています。

このような選択を常に親としてできるか、また生死に関わらないような小さな選択においても信念を持って正しい道を選べるか、そしてこのような意志決定の重要性をコドモに教えることができるかなど、私も色々学びを得ました。

ん~ん。

哲学のような世界観で難しいですが、コドモには一生大切にしてもらうような重要事項なので、引き続き親子で学んで行ければと思います。

Netflixで「アンネの追憶」をチェックする:

www.netflix.com/title/80117063

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