誉め方講座『You・I・We!』
ヒトは誉められると調子に乗ります。
しかしその『調子』は非常に重要で、正しい【誉め方】をして調子を高めればその効力は中長期的に続くと考えられております。
そう、調子をコントロールするのも親の役目である訳です。
そのため今回はすぐに使え、また家族親族みんなで盛り上げる誉め方のテクニック『You・I・We』についてお伝えし、誉めのブーストで調子をグングン上げて行きましょう!
■誉め3コンボ
テクニックといっても至ってシンプルで、以下を見ていただけると意味がわかり直ぐ使えます!
You=相手基準で誉める。
I=私(親)基準で誉める。
We=みんな基準で誉める。
またこのテクニック、うまく使うコツがあって、誉めるときに3つ続けて伝えること、また「誉めのイメージ(影響範囲)」を広げるため、You・I・Weの順番で伝えることも重要です。
この理由について、例を使ってちょっとご説明しましょう。
■例1
○○が上手にできた時
・●●くん上手にできたね(You)
・ママとても嬉しいよ(I)
・このことを今度おばあちゃんに教えよう(We)
この例をみて「なーんだ、こんなの何時もやってるよ!」と思っている人がいるかも知れませんね。
しかしこの誉め方には3つの特徴があり、○○に対する評価者が明確であること、またIとWeでは自分(You)以外の人の評価を想像できること、さらにWebでは今目の前にいない人を持ち出しているため、自分(コドモ)が都合の良い解釈でイメージを膨らませることができます。
また、『○○ができた!』という成果に対対して付加価値をたくさん付けられますね。
■単位を広げ、価値を高める
また、誉めのYou・I・Weを意図的に使えるようになれば以下のようにイメージを拡大させることもできるようになります。
■例2
○○が上手にできた時
・●●くん今までで一番上手にできたね(You)
・ママとても嬉しくて早くみんなに教えてあげたい(I)
・このことはきっとサンタさんも見て喜んでるよ(We)
※サンタクロースを信じていることが前提
このように、各パートの単位や対象者を少し変化させるだけで価値が高まっていきます。
またこの誉めを伝えるときの声トークやボディランゲージも重要で、全てをMAXに振り切ればコドモはカラダ(五感)全体で誉めを感じることができるでしょう
■誉めることは相手を認めること
そもそも誉めるとは『優れているとして、その人や事を良く言う』という意味で、この『優れている』とは他人や平均値と比べて優位であるということを言葉で伝える行動です。
また比較対象が明確ではない誉めの代表例である「凄いね」「偉いね」みたいな声掛けで、使いすぎると効かなくなりますし、またIがない=ココロが入っていない勘違いされ「お世辞」として捉えられる恐れがあります。
そう、よく言う『誉める』と親や他者と比較して『認める』こと効果が違いますよね。
そのため今後うまくYou・I・Weを使って認めココロ伸ばしてあげてください。