幼児教育に科学とセレンディピティを!
2016/08/25
「子育てを科学して楽しむ」という幼児教育の考えを持ってこのブログはコメントしてますが、なぜ科学というキーワードにこだわっているのか?
この理由に科学者特有の信念とセレンディピティという考えがあるからです。
そのため今回はいま更ながら『子育て科学』について一つ一つ整理ながら、皆さんも子育て科学を楽しんでもらえるようお伝えします。
■科学者とは?
先ず、そもそもの科学者についてWikipediaの情報をもとに認識を合わせてましょう。
科学者(かがくしゃ、scientist)とは、科学を専門とする人・学者のことである。特に自然科学を研究する人をこう呼ぶ傾向がある。
科学者は自然界科学を研究する??
では次に自然界科学についてWikipediaで調べて見ました。
自然に属するもろもろの対象を取り扱い、その法則性を明らかにする学問
次は自然をWikipediaで調べた。
自然(しぜん)には次のような意味がある。
人為が加わっていない、あるがままの状態、現象
ここまでの流れをまとめると、科学はみんなが当たり前とか普通と思っているごくごく自然のことに目を向けて「なんかこれって法則(ルール)が有るはずだ!」って研究してる人です。
また当たり前のことを当たり前だと思わない人だったり、当たり前のことの説明がやたら細かいので科学者ではない人からすると面倒くさいとか話が長いとか、要するに〝オタク〟みたいな人です。
■科学者とオタクの違い
科学者は全てを科学的根拠を持って論理的に且つ合理的に説明する傾向があるため、何となく冷静でドライなイメージが強いですのね。
しかしその性格や行動の本質には「解らないことを分かりたい」「見えないものを見てみたい」というような冒険心的な信念だったり、「困っている人を助ける新たな希望を見つけたい」とか「新しい未来を作りたい」など自己満足のみではなく地域や社会への貢献を視野に入れた研究をしています。
ここが〝オタク〟との違いで、特定の狭い文化や風土やコミュニティーにおける自己満足や自己肯定感を超越した〝夢〟を持っているところではないでしょうか?
■夢を現実にする信念
科学者が夢を抱いている場合、研究する分野や対象項目が多いほど大きく膨らみます。
また夢に向かって労力を惜しまず成功を信じて研究を進めたその結果、手に入れたモノは永遠の輝きを放ち、また立派な社会貢献につながると思います。
また何より、私は多くの科学者が持つ「〝ない〟と証明できないモノは必ず〝ある!〟」という信念が大好きで、失敗も成果の1つだという楽観性も共感できます。
そのため、このような科学者的知見で考えると「STAP細胞は有ります!」は間違った考えではなく、むしろ世の中の為なんだから応援しないといけないかも知れませんね。
■偶然が幸運を広げる。
最後に「セレンディピティ」という子育てや幼児教育に大切な概念をお伝えします。
セレンディピティとは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することで、また何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけることです。(Wikipedia)
そしてこのセレンディピティ、多くの科学者が信じていることの1つでもあり、また時代を変える発明や発見もセレンディピティがきっかけだったケースも多々あります。
例えば最強の接着剤を作ろうとした失敗作がポストイットだったり、島津製作所の田中耕一さんは間違って混ぜた科学物質でノーベル賞を取ったり、カツカレーも長嶋茂雄が食事時間を短縮するためにカツをカレーの上において食べたのがきっかけだったり・・・。
このように、高い志を持って活動する事で新たな価値が生まれ、またセレンディピティを掴むことができれば新たな幸福へつながると考えられます。
才能開花は観察から始まる
ここまでの流れで今回のタイトル「幼児教育に科学とセレンディピティを!」というメッセージの意味はご理解いただけたかと思います。
また親としてコドモの得意分野を探して伸ばすことはレジリエンス(折れない心)を鍛えるという意味も含め重要な役割です。
そのためには、コドモとしっかり向き合い、コドモの夢に向かってサポートをしながら注意深く洞察すれば今まで以上に良し悪しが見え、またセレンディピティにも遭遇しやすくなるでしょう。
そう、運も実力の内とはこういうことです!