人生ゲームで社会教育をする
今年の誕生日プレゼントは本人の熱望により人生ゲームを差し上げた。
またどうせ遊ぶなら、せっかくなのでしっかり人生を学んでもらうよう、社会的な解釈を織り交ぜ、たくさん声がけをしながら楽しむことにしました。
■しっかり文字を読もう
先ず簡単にこのボードゲームを説明すると、人生を面白くするキャリアアップゾーンやギャンブルゾーンなどが追加できる拡張機能があり、かなり長い時間遊べます?
しかしその分マスを読む回数が増えるのでワケで、また人生に関する学びの機会が増えるワケです。
このことにより我が家では、先ず自分のマスは音読してもらい、あわせてマスの意味をしっかり伝えることでより深い楽しみと学びの機会を増やします。
■銀行は算数
お金のやりとりは必ず発生し、出し入れや両替をする事で千単位と万単位の学習ができます。
また借金をして約束手形を得たり、株価が下がって散財したりと、社会の変化や調理師とともにお金の大切さも知り得ます。
■保険の仕組み
スタート時点で全員に5000$が配られ、その後希望者には1000$で保険に加入できます。
また途中で生命保険や家を買うときに火災保険へ加入でき、その後事故に遭ったり家が燃えたりして保険が適用させるイベントマスがあったりと、保険の大切さを学べます。
■職業と給料の関係
このゲームではルーレットの目によって様々な仕事に就くことができます。
そして職業によって給料も変わり、またランクアップ(昇格)したときの給料も職業により大きく変わります。
残念ながら理子さんの好きなカフェ店員やパティシエは低賃金だと知りがっかり。
それが社会の摂理だと心に刻まれたよう。
それと時には失業することもある。
失業するとフリーターになり、またフリーターの給料日はルーレットを回し出た数×1000$という低賃金になるので非常に厳しい。
なぜならルーレットを回すたびフリーターの給料以上のお金が飛び交っているからだ。
お金がないとお金を増やせない。それが現代だから辛い。
■現代の結婚
ここではあくまでも〝相手〟と言ってるので性別は問わない。
なので、同性でも結婚できることを伝えると喜んで女性と結婚しようとしたが、同性だと子供が産めないことや、ゴール時に子供がいないとボーナス$がもらえないと伝えると速攻やめた。
またこの際に児童給付金制度についても伝え、我が家が国から守られていることも理解できたようだ。
■ゴールはどこへ?
全員が一喜一憂しながらどんどんマスを進み、最終ゴールは億万長者の土地を目指す。
しかし途中借金して約束手形を大量に持っていると決算日に利息がついて跳ね返ってきてしまい、精算できないと開拓地に飛ばされてしまう。
約束手形(20000$の借金)は持たないに越したことがない。
またゴールに近づくにつれやり取りする金額が大きくなるので本当に注意。
人生を大きく左右されますね。
■人生何が起こるかわからない
ルーレットを回すこと、それは目の前に見える人生の選択肢を運に委ねることです。
7が出れば良いと思っていても9が出てオーバーしてガッカリしたり、4が出て7まで小さく刻みまだチャンスが残っていることに喜びを得たり、思い通りに行くことも行かないことも、また偶然が重なりすごいことが起きたり・・・。
そんな一生の縮図が学べるのが人生ゲームの楽しさであり、本当の人生も楽しいことが伝えられれば良いなと思ってます。