天気や気温に怒っても、何も変わらない
コドモが言うことを聞かない、会社で上司がムカつく、空気の読めないご近所さんにうんざり・・・。
このような問題は天気や気温のように『自分自身ではコントロールできない』ですので、短期的な変化はあったとしても根本的には解決しない問題です。
また仕事はある意味『放棄(辞める/変える)』ことができますが、家族だったりご近所付き合いだったりと、大きく環境を変えられないことも多々あり、独りで悩み続けている人もきっと居るはず。
また私は心理カウンセラーとしても働いているため、このような悩みを持つ方々の相談を受けた際、3つの名言を伝えることとしてます。
一つ目
他人と過去は変えられないが、今ここから始まる自分と未来は変えられる。
こちらはカナダの心理学で『交流分析』というカウンセリング手法を作ったエリック・バーンが残した言葉。
まさしくズバリの名言なので、まずイントロとしてこの話をします。
次はNLPの創始者リチャード・バンドラーの名言。
二つ目
相手を自分の思い通りに操作・強制することができない。
唯一できることは自分が変わること。
そして、自分が変わることにより、その変化した対応を受けた相手がかわることを信じる心を持つことが大切である。
この言葉はエリック・バーン同様、嫌なことに対して自分が変わることが近道なのだという提言であり、以前もこの名言に関する解説と絵本を紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。
そして最後の3つ目、どう自分が変わるかについての名言
三つ目
神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
こちらはアメリカの神学者ラインボルトニーバーにより「ニーバーの祈り」というもので、まず心の持ち方が大切であること、また知恵をもって対応することが最善だというメッセージです。
またこのメッセージから得られるヒントとして『知識がないからうまく行かない』、『知識が無いだけで色々損をしている』という現実を再認識する事もできるでしょう。
また『知らないだけで、いつもの行動しかできない』というのが天気や気温に怒ってしまう根本原因かも知れませんね。