【VAKモデル補足シリーズNo.1】VAKモデルとホルモン分泌
2018/11/07
心理学という「心」を子育てや人付き合いへ活かす際、コミュニケーション時に発生する心の変化について注視してしまいますが、この他に「カラダの変化と、カラダへの影響」についても非常に重要であり、私は細心の注意をはらってます。
また以前お伝えした「VAKモデル」も五感と脳の使い方であり、五感を経て脳へ刺激を与え心とカラダの変化(行動)を促しおり、そして先ず生理的に“ホルモン分泌”が行われていることも事実です。
このため今回はこのホルモン分泌について、そしてVAKモデルを意識したコミュニケーションのヒントになっていただければと思います。
■刺激がホルモン分泌を誘発させる
まずホルモンについてWikipediaを参考に理解を合わせておきましょう。焼き肉じゃない方です。
ホルモンは、狭義には生体の外部や内部に起こった情報に対応し、体内において特定の器官で合成・分泌され、血液など体液を通して体内を循環し、別の決まった細胞でその効果を発揮する生理活性物質を指す。
これ、ザックリ言うと、何かが起こったらカラダのホルモンを作る細胞からホルモンが作られカラダ中に広がるということ。
また以前、「色彩を使って子育て科学するシリーズNo.1【色彩生理編】」でお伝えした色とホルモン分泌の関係表を再掲します
。
色も視覚(V)を通して脳やカラダの組織へ刺激を与えホルモン分泌を促す。
また声も聴覚(A)を通じて脳やカラダの組織へ刺激を与えホルモン分泌を促す。
どちらも元を正せば「電磁波」であり、電磁波を浴びれば必ず人体への影響が出る。
そのため極端な話、コミュニケーション=電磁波のやり取りとも考えられ、コミュニケーションを通じて相手に与え与えホルモン分泌を促しているというイメージを抱くことも必要かと思います。
■出たホルモンはどうなる?
何か見たり聞いたりして分泌したホルモンは、すぐ消えるモノもあればカラダに残り続けることも多々あります。
それはつまり、例えば悪い気持ちになったらその気持ちを引きずるし、ちょっと嫌なコトを思い出しただけでもって負のホルモンが分泌して気分や体調を崩すということで、またそのちょっとの積み重ねを重要視すべきことだと思ってます。
■VAKモデルとホルモン分泌
ホルモン分泌と身体への影響を理解した上でVAKモデルとの関わりについて考えてみましょう。
まずVは先ほどお付き合いした色彩生理学を思い出してください。
コミュニケーションで伝えているのは言葉ですが、その言葉きっかけで創られたイメージの色や形がホンモノ分泌を促し、快or不快につながることも考えてられますよね。
またコミュニケーションをする相手がもし赤い服を着ていたら無意識の領域でホルモン(アドレナリン)が分泌して少し気持ちが高ぶってしまう可能性も出てきます。
またその服の色や柄が嫌いな場合、気分を害するホルモン分泌が促進し、良い会話ができなくなることも・・・。
つまり、VAKモデルを使うときは言葉の使い方のみならず、コミュニケーション環境も意識しなければいけないし、またを意識した言葉をした際も、言葉の使い方次第で嫌なイメージ(V)や感情(K)を一瞬でもって想起させたら簡単にはフラットな状態には戻らないということです。
そのため多くの心理カウンセラーは言葉の影響度を理解し、ある意味コミュニケーションミスを無くすために、もしくは相手に快楽ホルモンを分泌させるためにVAKモデルというモノサシを使っているという訳です。
正直、ここまで考えるとしんどいですが、ただVAKモデルを使うだけではもったいないので、次のステージに行くためにも少し意識してみては如何でしょうか?
※このシリーズ、あと数回出てきます。次はVAKモデル+ホルモン分泌+ゲシュタルトをお伝えする予定です。