英雄ポロネーズとピアノの森
英才教育に欠かすことができない音楽。
その中でもピアノは聞く良し・弾く良し・学ぶ良しと、三拍子揃った楽器です。
そして、娘がピアノ教室に通うようになってから私もクラシックピアノの世界にのめり込み、数多くの楽曲を聞きましたが、ダントツ一番好きな曲は本日紹介するショパンの『英雄ポロネーズ』で、曲の壮大さやユニークな構成、そして何より、この曲を聞くと勇気や意欲を高めることができるため、自宅と車で何時でも聞けるようにしています。
またこのショパン『英雄ポロネーズ』、実は日本で知名度は高く、テレビアニメやドラマでの演奏やBGMとして良く使われており、アニメだとでは、「タッチ」でヒロインの浅倉南が新体操を演じるときにBGMとして、ドラマでは1996年放送の「ロングバケーション」で 木村拓哉が演じる主人公の瀬名秀俊がピアノを演奏するシーンで『英雄ポロネーズ』を弾き周囲を驚かせてました。
水谷豊主演の刑事ドラマ「相棒」でも、第3シーズン第14話「殺しのピアノ」で水谷豊が『英雄ポロネーズ』を演奏するシーンがあり、楽曲の良さと技巧面でも評価されていることがわかります。
曲はこちらです。
辻井伸行さんのピアノは素晴らしいですね。
またショパンは“ピアノの詩人”と呼ばれているほど繊細で表現力豊かな曲が多く、また楽譜通りに弾くと芸術性が欠けるというか、小説でいうと「行間を読む」というような弾き方が求められます。
そのため同じ楽曲でも、演奏者によってイメージやテンポが変わっていたり、また力強さや繊細さなどの違いもあり、YouTubeで色々聞き比べてピアニストの芸術性を楽しむことができます。
そんなショパンの曲に魅せられた人たちがショパンコンクールという、ショパンを極める人達が目指す世界的なコンクールがあります。
先程の辻井伸行さんも過去に参加されてますし、最近テレビでよくみかける清塚信也さんも過去に参加されていたそうです。
そしてこのコンクールへの想いやピアニスト達の情熱を描いたマンガが【ピアノの森】です。
この作品、10年以上前の作品ですが、最近NHKでリメイクされ、来年1月から第2シーズンが始まります。
また第1シーズンでは主に主人公たちの小学生時代の成長、第2回シーズンでは大学生になり、それぞれがピアノを極めるべく、またショパンコンクールでの熾烈な戦いが繰り広げられます。
そしてなにより、素晴らしい数のピアノ楽曲と、それらを自分のモノにしようとする少年少女たちの努力や意識の高さに心を打たれます。
第1シーズンはNetflixで独占配信しておりますので、第2シーズン始まる前に体得してみてはいかがでしょうか?
きっともっと、ピアノが好きになります。
Netflixで「ピアノの森」をチェックする:
www.netflix.com/title/80986797