最小限のエネルギーで子育てをする
iPhoneでお馴染みのApple コンピューターの創始者スティーブ・ジョブズは、パーソナルコンピューターとは何か?という問いに『知的自転車(Intellectual Bicycle)』という表現を使い説明しました。
以下引用ですが、詳しい内容をご確認ください。
それについては、自転車とコンドルとのアナロジーで答えたい。数年前に、僕は「サイエンティフィック・アメリカン」という雑誌だったと思いますが、人間も含めた地上のさまざまな動物の種の、運動の効率に関する研究を読みました。その研究はA地点からB地点へ最小限のエネルギーを用いて移動する時に、どの種が一番効率が良いか、結論を出したのです。結果はコンドルが最高だった。人間は、下から数えて3分の1のところにいて、あまり印象に残っていません。
しかし、人間が自転車を利用した場合を、ある人が考察しました。その結果、人間はコンドルの倍の効率を見せました。つまり、自転車を発明した時、人は本来持っている歩くという肉体的な機能を拡大する道具を作り出したといえるのです。
それゆえ、僕はパーソナルコンピュータと自転車とを比較したいのです。なぜなら、それは、人が生れながら持つ精神的なもの、つまり知性の一部を拡大する道具(ツール)だからです。個人のレベルでの生産性を高めるための特別な関係が、人間とコンピュータの関わりの中で生まれるのです。
出典:旺文社「TWO STEVES AND APPLE」 (復刊ドットコムで復刊リクエスト受付中)
※引用 オルタナティブブログ「スティーブ・ジョブズからのプレゼント「知的自転車」」http://blogs.itmedia.co.jp/yokoyamat/2014/07/post_23.html
このスティーブジョブズのコメント、パーソナルコンピューターを子育てに置き換えたらどうなるたろうとおもい、知的自転車の部分は心理学だと直感的に思いました。
■最小限のエネルギーで子育てをする
コンピューターは人がA地点からB地点まで移動するために、最小限のエネルギーで進めるための道具であり、人が生まれ持つ知性を拡張する事ができる。
心理学も同じく、そもそも無意識下で非コントロールであるものの意味や役割を明確にし、それらが重なり組み合わせることで知性を拡張させる。
また自転車のペダル・サドル・ハンドル・ブレーキというような部品で構成されている部品は、心理学だと非認知能力やMI理論などを基準としたエビデンス(科学的根拠)がそれらにあたるでしょう。
そしてコンピューターも自転車も、ハイスペックなパーツや機能を駆使することで、より最小限のエネルギーで目的を達成させるサポートとなります。
■知的自転車という心理学を乗りこなすには?
人類の進化と英知を集結した素晴らしいパーソナルコンピューター=知的自転車=心理学について、ただただ最新版のカタログ眺めて「へ~」と感心しているだけでは自己の行動や知性、能力の拡張にはつながりづらいです。
そのため、それらを常に意識して行動すること、また意識し続けることで無意識に行動できるようになることを理解する必要があります。
それは、自転車を乗れるようになるための訓練に労力がかかること、最初は「ペダルをこぐ」「バランスを取る」「何かあったらブレーキを握れるようにしておく」といったようなことを意識しながら運転するが、そのうち慣れると自転車を漕ぐことに注視せずとも、無意識にハンドル・ペダル・サドル・ブレーキを使いこなせるようになり、なおかつギアを使うようになったり、スピード調整をしたり、坂道などで時には休んだりできるようになります。
そのため、最初は難しかったり、苦労して余計に疲れたり、何度も失敗するかもしれませんが、自転車を乗りこなして最小限のエネルギーで子育てができるようになる、そして余ったエネルギーを仕事や自分の好きなことに費やしてみては如何でしょうか?
またいつも走り続くている人へ、これからも良いサイクリングロードをご提供できるよう私はこのブログで交通整理をし続けようと考えてます。