VAKモデルが誘眠効果!?
コミュニケーションにおいて、また学力工事においても万能なNLPの『VAKモデル』ですが、私の経験上〝眠れない〟という状況においても有効だと思えるようになり、今回はその理由と誘眠方法についてご紹介したいと思います。
■寝れない理由は、寝るに集中できないから
先ず、多くの人はカラダが精神的・体力的に疲れていること、また体温の変化がきっかけとなり脳からカラダへ〝寝る指示〟のようなホルモン分泌がきっかけで眠りの体制が整うと言われています。
そしてこれ、別の角度から考えると『何も考えていない』という状態で、ボーっとする事ができているから眠りモードに入っていると思ってます。
そのため、布団に入ってボーっとする事ができれば寝るに集中できるというのが私の考えです。
■頭を使わなければボーっとできる
思い出してみてください。
寝れない時って大体、何か考え事をしていたり、気になっていることが頭から離れずボーっとできない状態ではありませんか?
そう、頭を使ってしまっているからボーっとできない状態であり、別の角度から捉えると、頭を使わない状態を作り出すことができればボーっとして眠りモードに切り替えられるとも考えられます。
そんなことができるのか?・・・と、ここでVAKモデルの登場です。
※VAKモデルの詳細はこちらをご確認ください。
まず、以前ご紹介した視線解析で紹介した〝視線と脳の使い方〟について思い出してください。以下の図です。
この図は、話相手が大まかに今何を考えているかについて読み取る方法としてお伝えしました。
しかしこの視線の動き、自分にも当てはまることであり、またこの図でいう【右:未来】【左:過去】と説明していることは、脳の使い方として【右:未来=新しいことを考える】【左:過去=過去の記憶を思い出す】という意味でもあります。
この脳の特性を活用してボーっとできるように自分自身で脳をコントロールというのが私が考えた誘眠方法です。
■何かを考えてしまう原因
ここでちょっと話を反らして、本題に戻します。
以前、Association~アイデア力を育む~という記事で以下のことをお伝えしました。
・アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
ここでいうアイデアとは、新しいことを考えたり思い付いたりする事で、またそれらを生み出す為には既知の要素=過去の記憶を使う必要があると言われております。
つまり、ボーっとできない状態とは過去の記憶にアクセスして、そこから得た情報を元に新しいアイデアを生み出してしまっている状態だと考えられます。
そのため、もう一度先ほどのVAKモデルの図に戻ります。
私が伝えたいことを端的にいうと、この図でいう【右上:視覚的創造】に意識や視線が行くように寝転がる位置や枕の置き方、首や頭の向きを変えて寝ると、強制的に脳が過去の情報をアクセスできなくなり、また寝る前に〝掴んでいた〟記憶も時間とともに忘れていく(保持できなくなる)ので、結果としてボーっとできる状態になるという理屈です。
■まとめ
今回ご紹介した内容は、私自身の経験則でしかありませんが、カラダの生得的な特徴と脳の使い方と組み合わせて自分の能力をコントロールするという試みはどんな活動においても重要であると思います。
また誘眠に限らず、何かに集中するときや学習効率を高めるために脳の特性=VAKモデルを意識した活動を色々試してみてください。