コドモとココロ:子育てを科学して楽しむ!育児・知育・学力アップの論理的なアイデア

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NLP

無意識を意識的に正す知育 NLP:ビリーフチェンジ【子育て科学】

2016/07/27

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大人が当たり前だと思っていることの多くはコドモにとって当たり前ではありません。

このようなことに気付かず子育てを進めると悩みが多くなりますし、また幼児教育における知育効果や能力開発の効率と落ちます。

そのため今回はそんな思い込みや無意識の選択について現代心理学NLPのカウンセリングテクニックを学び、新しい視点で子育てや幼児教育に取り組んでいただきたいです。


■無意識の選択=ビリーフ(固定概念)

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まず人には必ず、ビリーフ(信念、信条、思い込み)を持っています。

このビリーフは長年の経験によって学習された【知識】や【価値観】の概念で、この違いが個性であったり能力の差につながる要因にもなってます。

またこのビリーフは、何かを考えたり行動するときの基準にもなっており、得た情報や経験に対して無意識(無条件)に選択(反応)する傾向があります。

しかしビリーフが必ずしも正解ではありません。

ちょっと身近な例を使って考えてみましょう。

◆ビリーフA:商品は大きい方がお得

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コンビニやスーパーで売られているもの(生活消費財)の多くは、通常品より量が多くて値段が高いものは《オトク》だと思っていませんか?

しかし缶ビールの場合は全く違うようで、写真の350ml缶の値段207円と500ml缶の値段270円を1ml単位で比べてみました。

・350ml÷207円=1mlあたり0.59円

・500ml÷270円=1mlあたり0.54円
つまり、500mlは350mlより1ml単価で0.05円安く、350mlでの価格を比較すると207円-189円=18円も安いというかたちとなります。

この差、私は結構大きいと思ってしまいますが皆さんは如何でしょうか?
しかしこれ、どこにも〝お徳用〟とか書いてないので消費者の判断次第になって
いて、輸送コストが同じとか言い分は色々あるようですが、ビリーフによって勘違いしている人はたくさん居ると思います。

◆ビリーフB:ダイソンの吸引力

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少しデータが古いですが、国民生活センターが行った掃除機の吸引力比較の調査結果によると、ダイソンは吸引力は変わらないがパワーは他社の掃除機と比べて弱いそうです。

またこの調査結果によると、他社の掃除は吸引力が落ちたとしても仕事率としてダイソンよりは高いパフォーマンスで維持している。

またサイクロンっていう技術はただ紙パックを使わないで済む分別手法らしく、他社と比べてゴミセンサーや節電モードや静音モードが無いため使い方次第ではバケモノになるそうです。

なんか、テレビCMの映像と有名なキャッチコピーで凄いモノだと思い込んでしまいますよね。


■ビリーフは無意識に潜む。

先にお伝えした2つの例ように、ヒトは一度偏った情報を得たことにより固定概念=ビリーフが形成され、その後そのビリーフが有ることで条件反射的に慣れ親しんだ選択をしてしまう特性があります。

これが先にお伝えしたゲシュタルト能力の一部でもあり、以下の絵のように《顔》もしくは《ツボ》しか見ないことで多様性や可能性を狭めていることにつながります。

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そして、この無条件の選択は無意識下で行われているので、他の選択肢やビリーフ自体にも気付かず生活をしていることは多くあると思います。


■子育てにおけるビリーフ

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では話を子育てに戻して、今回は子育てにおいてどんなビリーフがあるか(持ってしまうか)について考えてみます。

【1】コドモだから大丈夫

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これ、一番多いビリーフな気がします。

多くの大人はコドモを未成熟が故に都合よく《前提条件》をつけて判断します。

なので考え直してください。(ビリーフチェンジ)

コドモは繊細が故にビリーフを持ちやすいです。

また幼少期のトラウマは一生涯引きずります。

コドモは【感情】が長けているので敏感であり、大人のように理性をコントロールできません。

そのため全てを受け入れビリーフを作り上げて行きます。

また必ずしも大人(あなた)は〝完璧〟ではなく、コドモより劣っていることは多々あります。

洞察力や記憶力、身体の大きさを差を標準化したら脚力や瞬発力・バランス感覚などの身体能力は劣るでしょう。

もしかしたら、ただ身体が大きく知識が豊富だけなのかも知れません。

そのため、コドモを自分より劣っている存在とは思わず、立派な人格者として区別しないことがビリーフによる問題発生を防ぐ役割になると思います。

【2】自分ができることはコドモに教えられる。

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幼少期や小学校低学年に限った話かも知れませんが、四則演算(+-×÷)や国語など、自分が解けるものや勉強に限らず自分が理解しているものを上手に、もしくは時間を掛ければ教えることができると思ってませんか?

特に完璧に自分ができることを教える機会があれば率先して教えたりしますよね。

しかしコドモは【知識】もなけられば初めてのことをすぐ理解できません。

そもそも、自分がそのコトについて教わったとき、全く同じ方法で教わりましたか?

またコドモはあなたと同じ【能力】をお持ちでしょうか?

違いますよね、なので考え直してください。(ビリーフチェンジ)

まずそもそも〝実行力〟と〝指導力〟は全く違うチカラです。

また〝やり方〟ではなく無意識に〝経験〟で身に付けたことは口で説明する事が難しいです。

このような無意識の領域を意識しないで、また自分のクセや独自のやり方を強制すると良い結果を招かない可能性が高まります。

また大人(あなた)は〝万能〟ではありません。

そしてコドモが理解をしてもらえなかったとき、冷静に見守ることはできるでしょうか?

全てを1から10まで教えることが正解とは限りませんが、自分のビリーフを押し付けないようにする事だけは気をつけてください。

またコドモは教わらなくても無意識の行動で勝手に学習することは多々あります。

もし一緒に行動している無意識の学習で正確を出した場面に出くわしたら、そのことをほめてあげると同時にしっかりと意識させるよう〝何がどうなったか〟などを解説してあげてください。

そのことはきっと自信につながり、次回はもっとうまくなっています。

【3】コドモを自由に育てる

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これも難しい問題だがあえて意見をいうと、まず「自由」の定義が曖昧なケースが多く具体的に考えていないケース、すなわち無関係や無秩序や無責任な親が時々います。

また子供に「自分で考えなさい」とか「自分で決めなさい」って言うのも一見主体性を持たせているようであるが状況によってはかなり無責任です。

そもそも〝子供を自由に~〟と言っている親の本心は【自分】が自由でいたいという裏返し表現ではないでしょうか?

色々違いますよね、なので考え直してください。(ビリーフチェンジ)

〝自由〟の範囲を【道徳と美徳】や【社会のルール】、また誰かの為にや相手を思いやるココロなど【奉仕と正義】を教えた上で自由を与えた方が良いと思います?。

またコドモに自由を意識させるには不自由を意識させて相対的に違いを理解しないと本当の意味を理解できません。

悪魔がいなければ天使の価値が薄れるように、自由より不自由の存在を意識させる方が重要かも知れません。

またコドモの自由は芝生の広場みたいなもので、広くて綺麗に芝生が整備されてて遊具がたくさんあった方が絶対楽しいハズです。

なので親(あなた)はディズニーランドのキャストのように広場を陰ながら守り、コドモに気付かれず安全面と衛生面を維持しておくことが良いでしょう。

そしてそのことをコドモが気づいたとき、コドモは深い愛情を知り同じことを兄弟やお友達、将来自分のコドモにも施してあげられると思います。

〝デザインされた自由〟

これは以前にコミュニケーション理論で【リバアリアンパターナリズム】という行動経済学の理論でお伝えしたように、より良い環境と選びやすい選択肢を親が予め用意しておき、その選択肢をコドモが自由に選ぶようなこと。

このような取り組みが私にとって理想的な躾だと思ってます。


■知徳を養う

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最後に〝知徳〟という言葉はご存知でしょうか?

Goo辞書では「知恵と人徳。学識と徳行」と書いてあり、仏教用語とも言われているもので、単純な略語なんですが意味は深く、子育てにおいては特に意識しなければいけないことだと思ってます。

私もまだまだなんですが、子育てや幼児教育における思い込みによって誤ったことを避け、新しいことにはチャレンジできる環境を目指して日々頑張るのが必要だと思ってます。

また子育ての悩みの多くはビリーフを見直せば解決できることが多々あります。

ビリーフという視点、是非とも夫婦のコミュニケーションでも活かして下さい。

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