NLP メタプログラム

『気質』に合わせた教育~NLPメタプログラム入門~

突然ですが。もしあなたが掃除に困ってて、また掃除機を無条件で1台プレゼントされるとしたらどちらを選ぶでしょう?

1.ダイソン

2.ルンバ

ダイソンを選んだという方は「目的や目標」に対して、どちらかというと、グイグイと意欲的に前へ進んでいく「目的志向型(towards)」です。

逆にルンバを選んだという方は「目的や目標」に対して、どちらかというと、安全地帯を探しながら進んでいく「問題回避型(Away From)」です。

・・・いきなり何のことだか解らないと思いますが、この質問は答えた人の『気質』を見極めるものでした。

またこの『気質』、NLPでは『メタプログラム』と呼ばれ、数あるNLPスキルの中でも非常に強力で私もスッゴく活用しているスキルのひとつです。

そのため今回はこの『気質』や『メタプログラム』についてちょっとかじってみようと思います。


■気質とは?

まずに気質ついてWikipediaで調べてみました。

気質(きしつ、かたぎ、temperament)とは、人間や哺乳類などの動物の集団が先天的にもっている刺激などに反応する行動特性である。

性格と同一視されやすいが、性格は気質から作られる各個体の行動や意欲の傾向である。

ちょっと要約すると、気質は生まれた時から持っているココロの癖のようなもので、その気質が色々な性格を作り出しているよという理論。

図鑑するとこんな感じましたですかね。

人の性格は気質をもとに目的の行動によってアレンジしていて、またあとから書き換える事ができるというもの。

だから仕事とプライベートでは性格が違ったり、自動車の運転やゲームなど特定の行動においても性格が違うこともある。

また双子の赤ちゃんが産まれて、同じ親から同じ食事や環境を与えられて育っているのに素行や性格が全く違うというのは生まれ持った気質が違うからということ。

このような性格の根底にある気質を体系化して分かりやすくまとめているのがNLPのメタプログラムです。


■NLPメタプログラム

NLPのメタプログラムは先にご紹介したVAKモデルと同様、数あるNLPのスキルにおいて非常にコアで利便性の高いスキル。

またメタプログラムは『無意識の行動パターン』を体系化したものであり、誰でも必ず持っている心の特性です。

だからメタプログラムを理解する事ができれば、相手のメタプログラムを分析ふることができるようになり、また相手のメタプログラムに合わせてアプローチすれば、相手にストレスなく行動してもらえることができる。

そのためメタプログラムは誘導とか洗脳にも役立つ恐ろしい武器であり、それだけ相手の心へ訴えることができる技術だと言えるでしょう。

またメタプログラムはNLPで60個近く発見されているらしく、正直私も全てをしりません。

また複数のメタプログラムとVAKモデルを組み合わせれば、相手に合わせるコミュニケーションが格段と良くなります。

そして、NLPの基本理念にある『相手と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ』を実行するにあたり、どう自分を変えるかについて提言するのであれば、相手のメタプログラムとVAKモデルに合わせて自分を変えるチャレンジをするということになります。


■メタプログラムは二極性

話を始めの方に戻します。

ダイソンとルンバの例え話でお伝えしたメタプログラムは『方向性』と呼ばれるもので、特に目的や目標達成へ向けたモチベーションに関わってくる代表的なメタプログラムです。

またメタプログラムはオーディオのイコライザーのボリュームみたいな特性があります。

これを『方向性』のメタプログラムを使って説明すると、グイグイと意欲的に前へ進んでいく「目的志向型(towards)」と、安全地帯を探しながら進んでいく「問題回避型(Away From)」が二極の関係にあり、その構成比率が50:50の人もいれば、99:1の人もいたりと、人によって2つのバランスに違いがあるというもの。

また片方がゼロっていう人ももおらず、イコライザーのボリュームを調整するように立場や状況によって切り替えもできる。

そのため、モノゴトに対して冷静に大人な対応ができればどちらの方向性にも意識を向けられますし、コントロールできるのですが、逆に冷静さが欠けていたり急いでいたりすると「自分がやり易いやり方」に偏るため、相手との『方向性』がズレていると話もズレるというワケです。


■メタプログラム『方向性』の使い方

 

心理学を使ったコミュニケーションの原理原則は、まず自分の特性を理解し、その自分を基準(モノサシ)として相手との違いを把握することです。

そして、コミュニケーションエラーに陥ったとき、その特性違いを相手に合わせることが最善の解決方法です。

NLPの基本理念を思い出してください。

『相手と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ』

ですからね。

またヒトは自分の特性にあったコミュニケーションをされる方が理解しやすく、確実に楽で動きやすい状態になりますから、自分のイコライザーをチューニングして良好なコミュニケーションを進めることがおススメです。

このやり方、例えば『方向性』の場合、何かの行動に対して「それをやれば〝良くなりますよ〟」という伝え方と、「それをやれば〝悪くなりませんよ〟」という伝え方の違いです。

そしてこの『方向性』を意識して相手を説得するのであれば「○○をすれば□□という良いことが起こりますし、××という悪いことが起こりません。」と伝えると全方向で伝えられ、さらにVAKモデルを意識して伝えるなら「○○をすれば□□という良いことが増え視野が広がりますし(V)、××という悪きことが起こりませんので損しません。(A)安心できますよ(K)」というような伝え方をすると思いが伝わりやすくなります。


■まず自分のメタプログラムを知る

以下の質問は簡単な心理テストで、Aが多い人はどちらかというと「目的志向型(towards)」、Bが多い人はどちらかというと「問題回避型(Away From)」です。

深く考えず直感で答えてみてください。

■質問1:どちらが自分の行動に近いですか?
A:目標やゴールを意識することでやる気が起こる
B:ゴールに到達するまでに起こるであろう問題を意識する

 

■質問2:どちらが自分の行動に近いですか?
A:目標に対して「問題解決や課題抽出は?」と聞かれると戸惑う
B:目標に対して「どうしたい?」「どうなりたい?」と聞かれると戸惑う

 

■質問3:どちらの方がやる気が出ますか?
A:目標を達成する
B:問題を解決する

 

■質問4:調子がいい時、上司に呼び出されると・・・
A:「ほめてもらえるのかな」と思う
B:「何か問題があったかな」と思う

 

■質問5:調子がいい時、上司に呼び出されると・・・
A:「できたら、こんなにいいことがある!」と思う
B:「できなかったら、大変なことになる!」と思う

自分の特性、見えてきましたか?


■どちらも個性(ユニーク)

『方向性』メタプログラム良し悪しを判断するものではありません。

また勘違いしやすいのが、ポジティブは元気ハツラツ系の人が「目的志向型(towards)」てネガティブが心配性が「問題回避型(Away From)」という考えを持ってしまうこと。

またどちらが良い悪いというものでもなく、どちらも誰でも持ち備えていてボリュームコントロールできる気質です。

この考えは数多くあるメタプログラムもVAKモデルも同じで、良し悪しを考えている人は自分を正にして判断しているだけでしかない。

だからメタプログラムの違いは個性(ユニーク)として柔軟にとらえ、「こういう考え方もあるよ」とアドバイスして距離を縮めると良いでしょう。

また、子育てにおける親子や親同士、会社の同僚や上下関係、学校の生徒同士や先生同士だったりと、人とのコミュニケーションにおける個性の違いは多々あります。

またメタプログラムは複数あるわけで、全く同じチューニングだという人は居ないと思いますし、波長があう人同士であっても立場や関係性の違いにより忖度しなければなりません。

特に子育てにおいては以前コミュニケーションエラー育児パワハラについてお伝えしたように、どうしても立場が上の親や上司が自分のメタプログラムを強制したり権威を振りかざして相手をコントロールしたくなってしまいます。

しかい相手側も早合点していたり、ココロの余裕がなく自分の特性に偏っているだけだったかも知れません。

そのためコミュニケーションは誰が大人であるかが非常に重要で、また大人の対応を持って相手に伝わりやすい表現方法を使えば〝動いて〟くれます。

例えば、勉強やしつけにおいて「なぜ」と聞かれたら『方向性』を意識して諭してみる、また全て『方向性』を示して様々な『可能性』の視界を広げてみるなど。


■まとめ

今回はNLPのメタプログラムについて、スキルの概要と『方向性』についてまとめてみました。

また『方向性』の違いは数多くあるメタプログラムの中でも非常に重要で、VAKモデル同様、まず自分を理解し相手の特性を理解することが最も重要です。

それと、今後もいくつかメタプログラムをご紹介し、少しずつイコライザーボリュームを増やしてメタプログラムの組み合わせについて考えて思います。

※不定期なので、気長にお待ちください。

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