コドココ理論

創造性を意図的に育む

本日はちょっとアタマを使うお話で、この内容をコドモにまんま話すだけで創造性(creativity)が高まります。(たぶん)

上段の絵を見てください。これはモネの睡蓮という絵でです。

そして、岡山県倉敷市にある大原美術館にモネの《睡蓮》があり、ある日この美術館に訪れた一人の男の子が「あっ!かえるがいる」と絵を指さて言いました。

さて皆さん、かえるが絵の中のどこにカエルがいるでしょうか?

・・・・・絵のどこを探してもかえるは見つかりませんよね。

それもそのはず、この絵にはカエルなど描かれていないおらず、子どもの発言は信ぴょう性に欠けてます。

そのため美術館の職員が「どこにカエルがいる?」と訪ねてみると、その男の子は「いま水にもぐっているよ」と答えたそうです。

さて、この子は嘘をついていたでしょうか?


■分かる芸術と創る芸術

この男の子にはモネの睡蓮から描かれていないものを見つけ出し、自分なりの楽しさで名画を鑑賞しました。

この捉え方、論理的マインドとは対照的な見方で、そこに描かれているものから想像力を働かせ、新しい価値を創造しました。

また芸術家は、ある意味この男の子ような創造的思考まで期待して創作している面もあり、ありのままで受取ることと、その先にあるものをどれだけ広げられるかという、心のキャンパスまで芸術の領域に含んでいると思います。

しかし、心のキャンパスは人それぞれなので、その大きさは、その情報を受け取った人の知識や経験に左右されるし、男の子のようなシグナルを拾えない人の方が多いと思います。

そのため、どのようにして創造性を育んでいくか、またどのようなきっかけで日々生活の中で“継続的に”創造性を育めるのかについて、私なりの見解をお伝えします。


■ささやかな創造性

ちょっと歴史の流れを織り交ぜながらお話します。

一昔前、手書きで書く年賀状からゴム判・イモ版へ移り、そしてプリントごっこという画期的なマシンができ、一気に人の創造性が飛躍的に高まりました。

またその後、パソコン・スマホの保有率が高まり、自宅にプリンターがあり、ネットプリントも安価になり、そもそも年賀状が出されなくなりした。

年賀状を出すとしてもテンプレートを使うことが当たり前になりましたし、このことは、時代の流れにより年賀状に関する技術と意味が代わり、創造性の価値も変容しました。

料理も同じく、美味しいものがコンビニで買えるようになり、またネットやYoutubeを見れば失敗しないアレンジ料理のレシピを取得でき、創造性を育む機会が減ってきている流れの一つだと思いました。

その反面、手紙の手書きの良さや、おふくろの味というベーシックでスタンダードなモノゴトの価値は普遍的であり、またこのような当たり前の中にある創造性にも価値があると思ってます。

ようするに、日常生活で活用できる創造性が初めの一歩であり、その一歩の踏み込み具合や歩幅・歩数が将来の創造性につながると思ってます。

そのため、ささやかな創造性を育むためのちょっとした刺激を、親が意図的にデザインすることは非常に有用だと思いますので、まずはモネ的な話をコドモと進めてみてはいかがでしょうか?

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