スティーブジョブズから人生を学ぶ
歴史上の人物を学ぶことができる最近の偉人伝では、手塚治虫や本田宗一郎、ダイアナ妃、そしてスティーブジョブズも書籍化されております。
特にスティーブジョブズはアップルの創始者であるし、生活の中で出会えるツールを数多く手掛けたためコドモの関心も強い。
しかし私は彼のことを上辺しか知らず多くを語れない。
そのため今更ながらBBC放送の追悼番組でもある「スティーブジョブズ 自由の精神」を視聴し、我がコドモとの会話に使えるネタを探したいと思います。
■アイデアで世界を動かした。
先ずスティーブジョブズという人は小さなアイデアを大きく膨らますことが上手い人だと思います。それもほとんどのモノは人が考えたアイデアで、そのアイデアを世界中の人が使いやすいデザインへと昇華させた。
これカッコ良くいうと技術革新とかイノベーションとか言うかも知れませんが、よくよく彼の功績を紐解くと、今あるモノに新たなアイデアを加えて新たな価値を作っていることがわかり、元々のアイデアを考えた人が思いつかない域まで引き上げたことが一番の凄さではないでしょうか。
例えばAppleが広めたパソコンやマウス、またデスクトップやスクロールというパソコン上の仕様はゼロックスの開発技術を応用したものだし、音楽市場を変えたiPodやitunestoreも先行してリリースしていた企業も多々あったし、スマートフォンもiPhoneが発売されるだいぶ前から海外(ノキアなど)でも国産(シャープ)でも発売されていた。
またジョブズは今あるモノに満足をせず、自分のアイデアを加えることで新たな価値を作ることに物凄い情熱を注いだところが常人離れをしていて、その言動が多くの人の心を動かした。
だから我が子にも既存のモノや既知の情報や方法を当たり前だと思わず、新しい自分なりのアイデアで自分らしさを表現できるように育てて行きたいですね。
■世界を変えられたが、自分を変えられなかった人。
しかしどんなに凄い人でも病気や老衰には勝てない。
また彼が〝普通とは違う〟がゆえに癌という病気を見誤った訳だし、自分らしさにこだわりを持ち過ぎて死期を早めてしまったのかもしれない。
大切なことはきっと、信じられる人を増やす事こと、また基本、人を信じる事だと思いました。
彼の周りには彼を信じる人達がたくさんいて、また彼の思いを具現化してくれる最高のチームや組織がたくさんあったと思います。
しかし家族以外で彼の心の支えになった人や困ったとき、悩んだ時に話を受け入れてくれる人はどれだけいたのだろうか?
家族の忠告すら長らく受け入れなかったことを考えると、そもそもそのような人達は必要ないと考えていたのかも知れませんね。
その考えの本質が世界を動かし、そして自分を動かせなかった要因の一つ。
だから凄いのか、だから過ちを犯したのか。
今度コドモと対話してみよう。
Netflixで「スティーブ・ジョブズ 自由の精神」をチェックする:
www.netflix.com/title/70273870
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