自分の学歴と沿革を子供に伝えるべきか?
親として、自分が犯した過ちや失敗をコドモには遭わせたくないと必死に子育て教育を進める人は多いと思います。
わたしもその一人で、過去散々たる自滅選択で苦労をしてきたため、人生の岐路に立った際、重要度・優先度・生涯価値を見極められる人材に育ってほしいと願っている今日この頃です。
そして今回のタイトル「自分の学歴と沿革を子供に伝えるべきか?」について、様々な角度から検討した結果、私は嘘偽りなく赤裸々に伝えることでイメージを膨らませ、多くのことを主体的に学んでいただくことが最適な選択だと思いました。
あわせて、今後人生の岐路に立った際、重要度・優先度・生涯価値を見極められる人材に育ってほしいという思いも伝え、今学ぶことの重要性と学習意欲を高めることができたと思います。
・・・と、ここまでの話だと具体性がないため、今回の内容は、なぜこのような「親が望む」結果に導けたかの要因についてお伝えし、真似はしなくても良いので参考にしていただけると助かります。
■要因1:人生グラフを作ってパパの学歴と苦労を説明した。
こちらわかりづらいかも知れませんが、このグラフは二枚の紙を使って描かれており、下の紙がメインのグラフです。
メインのグラフの真ん中に引かれている線が「平均」で、時間軸が左から右へ伸びてます。
そして、黒ボールペンで描かれているのが私(パパ)の人生グラフでかなり低空飛行機をしているがわかります。
この理由についてはさておき、今振り返るとアウトなことでも、当時は全く危機感を持っていなかったことや、「アリとキリギリス」でいうと超キリギリスであったことなど、理解しやすい図と言葉を使い、「あなたも私のようにならないように頑張りなさい!」説明したことでハラオチしたと思います。
■要因2:今は努力をし続けていることを体言できていること
ザックリ言うと、私が学習しつづけていること、その結果として毎年資格取得をしていること、またその取得資格を使ってキャリアアップしていること、講師活動などによる副収入を得ていることにより成長し続けていることを伝えました。
つまり、キリギリスが反省してアリのように努力していることを伝え「あなたも私のように高い目標を持って頑張り続けなさい!」と説明したことでハラオチしたようです。
正直、親が学習と努力をしていないと、説得力も言葉に深みも出ませんよね。
要因3:自分の目標をコミットさせた
先ほどの人生グラフを見ていただきたいのですが、赤色蛍光ペンで描いたグラフは娘の未来予想図で、彼女の野望は私をはるかに突き抜け、紙が足りなくなったので急遽継ぎ足した程です。
またパパの人生を理解した上で、自分がどのような人生を歩みたいのかのイメージを自ら描いたこと、またその人生を歩むために何をすべきかについて、具体的な行動まで話を広げたことが良かった点です。
■まとめ
今回の議題「自分の学歴と沿革を子供に伝えるべきか?」のみを考えると可否判断に悩むところですが、目的次第では必要で有ることをご理解いただけたかと思います。
また「コミット」させたことで社会心理学で云う【一貫性の法則】が働き、自分の意志を簡単に曲げられなくなったことと、何かあったときに再調整する際の【奥の手】として使えるネタになったかと思います。
しかしながら、あまり【奥の手】を使い過ぎることと、どこかで〝親を越えられない〟と感じてしまうと成長が止まり、逆効果としてグレる傾向があるとも云われているので注意が必要です。