子育て課題を科学の視点で捉える
2016/07/27
子育ては迷います。私も現在、初めての子育てなので悩みまくりで、決して成功しているとは考えられません。
そんなとき、自分や子供を客観的に捉える方法として科学のチカラが役立ちます。
今回は、なぜ私が【子育て科学】に拘るのか?またどのような科学的知見を信用して子育てに取り組んでいるか等を紹介します。
気付いたら、2016年いちばん初めの更新でしたね。
■結果だけでは信用できない。
先ず前提として、子育てで誰かの真似をすれば成功するという方程式はありません。
これは親が同じの双子であっても発育の差が出るように、時代や環境による違いやコドモが生まれながらに持つ気質の違いもあるので、例えば年寄りの知恵とか、コドモを東大に入れた親のアイデアなどは参考でしかないと思ってます。
■子育て科学は統計学
そして私が信用している子育て科学とは、中長期的な検証(臨床実験)により、その効果を証明して、なおかつ論理的な根拠が有るものです。
またこの根拠は統計学を使って〝誤った判断〟をしないような検証をしていることと、同様の検証(臨床実験)を繰り返して再現性の証明ができた理論で有るため信用度はおばあちゃんの知恵より何倍も役に立ちます。
またこれらの理論は「何度やっても同じ結果が出る確率が高いと証明されたモノ」であることと、また失敗をしない方法を優先すればリスクを軽減できるため、私は科学の助けを借りて子育てをしてます。
■発育のモノサシは存在する。
あわせて、子育てには科学的根拠があるモノサシが存在します。
なぜなら、そのモノサシがなければ医者や学者達がコドモの良し悪しや正常/異常の判断ができないからです。
またこのモノサシの目盛りは、数多くのサンプルを統計学的に集計して偏差値(集計母数の中央値であり該当者数の最大)を算出して、その偏差値との比較で成り立っているので、確率論的にも信用できるものになってます。
ひとりの成功者の事例だけだといくら超成功しても信用度は低いですからね。
■ヒトはみな同じ
それと、人間の体組織はどんな人でも基本的にはほぼ同じで、もし同じ体組織であっても能力差の有るのであれば、それは単なる個人差であり個性です。
その個人差や個性を偏差値のモノサシで計り、ダメな部分だけ切り出しマイナス勘定することは良くないことだと思ってます。
このような考えを強く抱いた背景には、私が資格取得している心理カウンセリング手法の「NLP」や〝頭の使い方〟や〝勉強の学 び方〟を鍛える「マインドマップ」を学ぶ人たちの多くに、個人差や個性で悩んでいる人に対して〝科学のチカラ〟を使い本気で悩みの解決を支援しようとしている人達と出 会ったことも大きく影響してます。
そのため〝科学のチカラ〟を持ってシッカリとコミュニケーションすれば、個人差や個性を磨き上げ能力を伸ばしたり、〝できないこと〟に対する代替え方法や「第三の選択」を導き出せると信じてます。
だって、ヒトはみな同じなんだから。
■ヒトはロボットじゃないけど
ヒトは同じだからといって、心のイコライザーを調整すれば全てが上手くいくとも思ってません。
なぜなら、本当の意味での〝個性〟が重要であり、いくらモノサシやカウンセリング手法があっても当事者本人のやる気=モチベーションがなければ本質にたどり着けません。
そのため私は、少々強めのしつけ(マインドコントロール)をしてでも科学的に証明されている知育・能力開発を信じて努力する事が必要だと思ってます。
■SLE: Social Emotional Learningという考え方
SLE:Social-Emotional Learningとは、コドモが情動(モチベーション)の認知と扱い方を教え、また他人との共感的な思いやりや「対人関係」を学ぶことで、より良い「社会性」を身につけるという学習方法です。
詳しく知りたい方は最下部に紹介する書籍で学べますが、私の子育て目標である〝社会で生き抜く力を育む〟とはまさにこの教えに近いことで、そのために科学的根拠のあるNLPを使いコミュニケーション基礎やMI理論、非認知能力、モチベーションを高める育児に取り組んでおり、2015年のブログでその手法を紹介しました。
■無いと証明できないモノはある。
最後に科学者が持つ信念のお話。
多くの科学者は未踏未達の〝夢〟に向かって科学的なアプローチを繰り返してます。
またその夢が〝無い〟と100%証明することができない限り研究を続けるのが彼らの使命です。
そのため私も「無いと証明できないモノはある。」と信じて最も良い育て方を自分なりに探してます。
これはあくまでも自分なりで、極端に言えば自分のコドモ専用です。
しかし私の【子育て科学】は事実ベース(科学的根拠)であることと、これを皆さんもカスタマイズできれば自分のコドモ専用のマニュアルができると思ってます。
そのため、引き続きこのブログでの検証結果を確認していただき、取捨選択をして各自の子育てに役立てていただきたいです。
またもしあなたが悩んでいることが有るのであれば、まだお伝えしきれてない科学的根拠を含め〝アイデア〟をお伝えできればと思ってますので、コドモとココロのFacebook経由でメッセージください。
Facebook:コドモとココロ
https://www.facebook.com/kodomotokokoro/
きっと、知らないで損していることもあると思いますのでね。
それでは本年も宜しくお願いします。