ゲシュタルト能力を鍛えるペア消しパズル
2016/07/27
いつも私を悩ませる朝のお勉強プリント不足問題。
幼児教育の一環とはいえ、毎朝飽きないようカブらないよう有料・無料問わず用意して気付いたら二年。流石にネタ切れしてきた。
また以前ご紹介した〝手作りシークワーズ〟で一時的にパズル不足難を逃れたが、制作にも時間がかかるため再度インターネットでネタ探しをしたら「シニアレク会館」という超素晴らしい救世主的サイトを発見。
このサイトはコドモでも楽しめるたくさんの無料プリントが有るので是非バナーを経て確認していただきたいのですが、中でも私と理子さんが気に入ったのは〝ペア消しパズル〟です。
■余る文字を探す、ペア消しパズル
このパズルはプリントの左右にある丸で囲まれた文字や数字を見比べ、同じモノが有る場合は消し込みをして、最後に残った文字を探すというもの。
完成はこんな感じです。
パズルの種類は「ひらがな」「数字」「アルファベット」の三種類。
またあまりの文字は必ず右側にあり、慣れる(運が良い)と少ない消し込みで答えの余り文字を探せたりします。
あと、このパズルに限らず朝のお勉強では必ず私と理子さんは同じプリントを一緒に やることにしており、パズルだと〝早く解くゲーム〟を追加して非認知能力の意欲ややり抜く力を鍛えてます。
そして勝負がついたら理子さんに採点してもらい、今回は勝ちが〝はなまる〟で負けが〝バツ〟でした。
■自作ペア消しパズルに挑戦!
思いのほかペア消しパズルが好評で、またテンポ良く頭を使って学習してるので、もっとハイブリッドに知育効果を高めたいと思い自分で作ってみました。
まずはパターン①
このパズルはペア消しをして残った文字を左からシカクのマスに入れると隠れたキーワードが出てくるというもの。
答えは〝るなこちやん〟で、理子さんが大切にしているぬいぐるみの名前のルナ子です。
次のパターン②はこれ。
これは丸文字配列の規則性を崩すことで視認性を低めたモノ。答えは〝プリキュア〟
次は難易度を上げるというか、〝いつ法則に気付くか?〟に焦点をおいたパターン③。
こちらは〝らーめん〟や〝しぶがき〟〝きゃべつ〟といったキーワードが埋め込まれており、また左と右の文字配列が上下左右反対になっているので、この法則に気付いてくれれば消し込みスピードも早くなると推測(期待)して作りました。
またこの「気付く」というのはちょっと難しい言い方をすると【ゲシュタルト能力】というもので、一部の情報から全体を割り出すこと、また一部の情報を既知の記憶している情報と結びつける能力を指し、この能力を鍛えれば〝閃き〟や〝新しいアイデア〟を生み出す力が身に付きます。
パズルの答えは〝りこです〟です。
■理子さん、パズルやってみた。
さてさて、色々考え仕込んだ3つのパターンを理子さんに投入してみました。
パターン①の結果
難なく解くことが出来ましたね。
またこんな動きをしてました。
1.左を一つ消す。
2.右を探す。
3.右にあったら消す。
4.右になかったらチェックを入れる。
これがどうやらこのパズルの基本動作で、左基準で消し終わり、残った文字を下の四角に書き並べたところで答えに気づきました。
この行動から、理子さんは途中で答えを推測するようなこと(ゲシュタルト能力)はまだ弱いと読み取れました。
パターン②
パズルの解き方はパターン①と同じですが、私も理子さんもパターン①と比べ難しく感じました。
その理由は推測ですが、配置に規則性がないので見づらいことと、左から右へと〝なぞるような目視〟が困難だからだと思いました。
またこの〝なぞるような目視〟が困難がゆえに 記憶に結びつく〝反復学習〟の効率も低下したとも推測できるでしょう。
よって上記状況が生み出す〝ストレス〟が〝難しい〟という感覚につながったと・・・。
ん~ん、ストレスか・・・。
新たな知育命題に気づいてしまった。
取りあえず次です。
パターン③
これは目論見通り、先ず埋め込まれた文字数に気づきました。
その後、相対する文字が鏡のようになっていることを「あべこべだ!」と気づき両指で確認しました。
私が記入したものですが、答えはこんな感じです。
このパズルは〝発見〟が多かったので楽しく、また答えに自分の名前も入ってたので嬉しさも膨らみ〝ストレスなく〟学習することができました。
■まとめ
パズルは幼児教育で重要なハイブリッドで知覚(五感)を鍛えますし、ゲーム性を取り込めば夢中にさせて能力を鍛える〝ブースト効果〟が見込めます。
またモノゴトを把握するために必要な【ゲシュタルト能力】は人として生きる上で欠かせられない能力なので、パズルやクイズを使って鍛える価値は高いです。
そして今回のように、ちょっとパパが頑張って自作パズルを用意して、その答えが自分の身近にある好意を寄せているものモノだとブースト効果も高まりますね。
しかしいつもながら、パズルを作るのは大変だ・・・。
まぁ知育のためならサボれないかな(笑)