非認知能力を鍛える3つの教育方針
2016/11/10
ここ数年、幼児教育でや子育ての指標としてスタンダードな考えになりつつある非認知能力。
非認知能力とは四則演算や語学力のようにテストや検査で計る(認知)できる能力以外のことで、具体的には〝やり抜く力(グリット)〟や〝忍耐力〟などの能力があります。
また就学前に非認知能力を鍛えることが生涯所得に大きく影響を与えるとアメリカのノーベル賞受賞者が発表したことがきっかけで話題性が高まったと思います。
しかし、非認知能力を鍛えよう!と言っている本やサイトは多くけど、具体的に生活の中でどうすべきかはイマイチ不明です。
また相対的な認知能力はどうすべきか?はもっと不明かも知れません。
そのため今回は、先ず私が非認知能力と認知能力をどのように考えているかについて、育児で気をつけている3つの教育方針をもとにお伝えします。
■3つの教育方針
1.知識と技術、能力を区別する。
2.ゴドモが必要とする知識を探す。
3.学力は環境の中で順応させる。
1.知識と技術、能力を区別する。
孔子の論語に「伝えて聞きて学びて知るは誠の知に非ず」という言葉があります。
この意味は、教えてもらったり本を読んだりして頭に入れる知識と、経験から得る知識、また知識を使うための技術や能力は違うという教えです。
これを分かりやすく言うと、泳ぎ方の本を読んでも泳げるようにはならないし、泳げることと速く泳げることは違うということです。
そのため、この【知識】【技術】【能力】の観点から〝今〟必要な非認知能力と認知能力を考え知育や能力開発に取り組んでおります。
具体的には、認知能力はMI理論に則り複数の知能を刺激する塗り絵や数字の組み合わせ学習です。
また非認知能力はやはり全力で遊んでギリギリで勝たしてあげる夢中戦法ですかね。
2.ゴドモが必要とする知識を探す。
ゴドモの知的好奇心は旺盛で、興味が有るものにはトコトン執着する本能的な特性を持ってます。
そのため、ゴドモが興味が有るものを探すための学習と、興味が有るものに対して〝探求心〟〝意欲〟という非認知能力を鍛える学習を心掛けてます。
具体的には、我が家の理子さんの場合は国旗や地理・地図の学習が大好きで以前もお伝えしましたが未だ徹底的に遊び鍛えてます。
また絵を描くことも好きなので色の名前や配色技法を教えて、イメージや感情を色彩で表現する楽しさを教えており、曼荼羅塗り絵とタイリング塗り絵はロジックと配色技法を教えられるのでとても好きです。
3.知識は生活の中で順応させていく。
コドモには環境に対する高い順応性があります。
だから勝手に言葉や道徳観を覚えたり、親のモノマネをして自分のペースで成長しています。
そのため文字や数、時計の読み方や相対的概念(大きい小さいや良い悪いなど)といった知識は、親が意識して生活の中で声掛けや気づきを与えていけば自ずと覚えていくものだというものです。
理子さんの場合、毎日カレンダーをみて数字と曜日、また曜日の漢字も覚えてました。
文字も〝誰かに想いを伝えたい〟という気持ちがあれば自ら書き出すでしょう。
またお金の数え方も価値観も、我が家はお小遣い制なので5歳にして有り難みや大切さを理解してくれてます。
■このやり方で成果は出ているか?
どうでしょう??(笑)
実際は親バカなのでかなり偏見があると思いますが、今のところ大きな問題はなく、私が想定している範囲内でグイグイ成長していると思ってます。
また何より、私のアイデアや教育方針の良し悪しはともかく、親がコドモの主体性を尊重して、どんなときも感情に寄り添い環境を整えることが重要だと思ってます。
なので私はどーでも良いんです、ありがとうと言ってくれ続ける限りね。